０２ お着替え ページ2
「さぁ姫様、お立ちになってくださいな」
冥土達にそう促され、Aは座っていた椅子から立つ。
あっという間にAは沢山の生地に囲まれ、その中で冥土達は楽しそうに衣服を着せている。
まるで着せ替え人形のようだ。
少し経った後、冥土達はAから離れAの首下が露わになる。
先程までAは薄いワンピースを着ていたが、現在は冥土達の手によって可愛らしいドレスが着せられていた。
･･･まぁ、Aにはどうでもいいことなのだが。
「姫様のお瞳は本当に綺麗ですね。総統様とお揃いですから、ちゃんと大事にしなくては」
毎日この時間、冥土がAに語り掛ける言葉。
毎日毎日同じ言葉･･･まるで�� 呪い �瓩澆燭ぁ�
こんな言葉を言われたからって、別にAの目が見えるようになる訳でもなければ誰かに影響が起こるわけでもない。
しかし何故かこの言葉だけはAにとって苦痛であった。
髪を結ってもらい、リボンもつけてもらう。
「とても綺麗ですよ、姫様」
目が見えないAにとっては、頼りになるのは冥土達の声のみ。
だからドレスもリボンも全部Aが選んだものじゃないし、どんな服かなんて分からない。
目が見えないということはそういうことだ。
「姫様、そろそろ朝食のお時間でございます」
そうしてAは、彼等の待つ食堂へと足を運んだ。
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ひぐさん(プロフ) - こうめさん» 返信遅れて申し訳ありません。有難う御座います！そうですね、お互い気を付けましょうね。 (2020年5月28日 16時) (
レス) id: dcd65c88e0 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 初見です。今コロナで大変ですもんね。体調気を付けてください。応援しています！！ (2020年5月28日 7時) (レス) id: 27ff41a14a (このIDを非表示/違反報告)
ひぐさん(プロフ) - かわっちかわっちさん» 返信遅れて申し訳ありません。有難う御座います！嬉しい限りです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: dcd65c88e0 (このIDを非表示/違反報告)
かわっちかわっち(プロフ) - 初コメ失礼します！お気に入りさせていただきました投稿頑張って下さい！ (2020年5月26日 23時) (レス) id: d677453767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぐさん | 作成日時：2020年5月25日 15時
