30あまり10つめ。 ページ40
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耳郎「A頑張れ！」
麗日「Aちゃん頑張れー！！」
八百万「応援していますわ、Aさん」
女子等からの応援を一身に受けながら、Aはにこりと笑って頷いた。腕に抱かれたテディベアも合わせて頷き、Aは早足で会場に向かった。
マイク「ステージを渇かして次の対決！！
超絶キュートなお顔の裏は超絶危険な強個性！？A組ヒーロー科！加楽多A！
スパーキングキリングボーイ！同じくA組！上鳴電気！！
START！！」
目の前の上鳴の何とも言えない顔に、Aは変わらずにこにこと顔を合わせる。短く息を吐いた上鳴は、口角を上げた。
上鳴「加楽多、一つだけいい？」
『なぁに』
上鳴「これで俺が勝ったらさ」
『うん、』
上鳴「名前で！！！！呼ばせてくれね！？！」
言い切ると同時に放電した上鳴。Aは少し驚いた顔をしたが、すぐに笑顔に戻り、屈んで地面に触れた。
『ごめんね、ちょっとだけ、守ってね』
いつも通り、Aはステージに自我を与える。電気をゆっくりと逃がす性質を持つコンクリートは、Aの前に壁を作り、電気を逃がす。
上鳴「まあそう来るわな！！ならっ！」
上鳴は走ってAの作った壁を飛び越える。そのまま流れて放電にかかる。
上鳴「フルオートで加楽多を守る壁！ならそれが反応できねえ速度で詰める！！！これで俺のか、」
『おいで、』
近付いたまま手のひらをこちらに向けた上鳴。体勢を上鳴の腕より下に下げ、手のひらを避け切り、上鳴が放電するよりも一歩早く、上鳴の靴に触れた。
触れられた靴は、Aに呼ばれた通り、傍に来ようとし、弾かれるようにがくん、と上鳴を転ばせた。
『電気くん、やっぱりやさしいなあ、』
上鳴が転んだ先は白線の外側。Aの勝ちだった。
ミッド「上鳴くん場外！二回戦進出、加楽多さん！」
上鳴「がああっくっそ、負けたああ！！！っぱ加楽多強すぎだろ…」
上鳴は悔し気に控え室に戻り、Aも個性を解いて満足気に控え室に向かった。
飯田「ム、加楽多くん！先程の試合見事であった！しかし君はあんな風に動けたんだな！」
『…自分でもびっくりしちゃった！』
少なからず相澤先生の言葉に影響されているんだろうか、とAは自分自身に苦笑いした。
『えと、天哉くんも、がんばってね』
飯田「ああ！ありがとう！」
Aは飯田を見送りながら、静かに肩を揺らした。
続く (更新停止中)
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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