10あまり9つめ。 ページ19
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緑谷「僕3票───！！！？」
上鳴「ちょっと待て！！Aが誰に入れるかによって変わってくんぞ！？」
瀬呂「何おまえちゃっかり下の名前で呼んでんだよ、八百万に入れねえ限り委員長も変わんねえよ、人数的に。」
上鳴「なんで皆俺が加楽多を名前呼びすることに対してそんな否定的なんだよ！？電気くんって呼ばれてんだからいいじゃんっ！！」
峰田「オイオイマジかよ、加楽多！！おまえ！！オイラも、…オイラも！！！」
『？ごめんね、きみの下の名前わかんない』
蛙吹「Aちゃん、無視でいいのよ。」
関係ないことで盛り上がって行くため、委員長は緑谷、副委員長は八百万となった。
・
八百万「Aさん、お昼一緒にいかがです？」
蛙吹「そういえばAちゃんは何が好きなのかしら？」
昼休み。八百万と耳郎、蛙吹が声をかけに来た。人差し指を顎に添える蛙吹の仕草は、Aもよく知っているものだった。
ふわり、Aが笑って答える。
『アイスがすき。』
上鳴「アイス俺も好きー」
耳郎「何女子みたいなテンションで入って来てんの、上鳴」
上鳴「いいじゃん、ちな何味が好き〜？」
少し、Aが考える。そうしてまた髪を揺らしてにこりと笑う。
『チョコレート！』
上鳴「ヤダなにかわいい」
いつにも増して幼さのある回答をして見せたA。そのまま立ち上がって、八百万らと食堂に向かった。
『なににしようかなあ、…お肉？とらさんはそれしかいわないなあ。いいよ、じゃあうどんにする』
耳郎「そこまで会話して肉じゃないの？！」
珍しく少し多めに喋ったAは、どうやらぬいぐるみと会話をしているようだった。それを不思議に思った蛙吹が、人差し指を顎に当ててAに問いかけた。
蛙吹「Aちゃんは何とでも会話ができるの？」
きょとん、としたあと、Aは少し首を傾げてから、笑って言った。
『
いつもと違い、いや、根本的に言えば変わらない雰囲気だったが、それでも、どこか、少しAが揺らいだような、そんな不思議な不安定さを、蛙吹は少し、肌で感じた。
そのときだった。
「セキュリティ３が突破されました、生徒の皆さんはすみやかに屋外に避難してください」
食堂にアナウンスが響き、一瞬の間の後、生徒らは慌てて動き出す。人の波に飲まれるA。何も出来ずにいると、誰かに強く引っ張られる。
『ぁ、……だれ？』
「悪ィな。アンタあそこだと潰されそうだと思ってね」
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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