35話 ページ37
屋上庭園につき、折り返しの電話も終わったため、戻ろうとエレベーターへと向かえば突然消えた光に急いでスマホで時間を確認する。
『予告時間か…！』
やらかしたな、なんて思っていれば、しばらくして電気が復旧してはまた明るくなる庭園に1人の警備員が非常階段から入ってくる。
？「こんなところでどうしたんですか！早く避難した方がいいですよ！」
『あぁ、すみません…電話をしていまして』
コ「A姉ちゃん！そいつ、キッドだ！！」
後ろから追いかけてきたのかコナンくんがバン！っと大きい音を立てて非常階段のドアを開け叫ぶのと同時に視界は白いっぱいになる。
『へ…？』
キ「美しいお嬢さんに見つかってしまい、探偵くんにも見つかってしまいましたか。まぁ…でも、お宝は頂いていきますよ」
『ちょ、まって…！』
なんて言いながら去ろうとする怪盗キッドの手首を掴む、どこかキッドの頬が赤くなったような気もするが気のせいだろう…。
コナンくんが後ろでいつものサッカーボールをだそうとしていることには勿論気づいており、そのまま蹴るようにバレないよう、手で合図を送る。
『君にも事情があるかもしれないけど…盗みは良くないよ』
キ「すみません、美しいお嬢さんにそう言われましても私にもやらなくてはならない事がありますか、ら！？」
彼が私に話している時に後ろから飛んできたサッカーボールを避けるように動くがキッドも避けてしまう。
『あちゃ、当たらなかったか』
コ「クソっ、」
キ「あっぶな…油断も隙もないな。名探偵は…」
『君の素はそっちなのか』
キ「げ、」
ボールを外してすぐにばたばたと人が近づいてくる音が段々と大きくなる。
中「キッドぉ！！！！」
キ「思ったより早かったな。…さてお嬢さん、私はこれにて失礼します。次にお会いする機会がありましたら…また、」
私が掴んでいる手を反対の手でつかみ直しては手にキスを落とされ、固まってしまう。
私が固まっている間にキッドはひらりとマントを翻し、闇夜へ消えていく。
コ「A姉ちゃん大丈夫！？」
『は、…だ、大丈夫…びっくりしただけ。コナンくん…今日見た事は絶対兄さんや研二くん、陣平くんに言ったらダメだよ』
コ「え？う、うん、？」
怪盗キッドに手とはいえキスされたなんて知ったらなんて言われるか…。次会った時は投げ飛ばしてやると心に決めた。
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nekonatsu6(プロフ) - すいません💦33と34が抜けてるんですけど間違いですか?間違ってたらすいません！これからも頑張って下さい！応援してます！！ (2022年5月24日 22時) (
レス) id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 面白くて一気に読んでしまいました!!リクエストなんですが、映画の純黒の悪夢(できればキュラソー救済からの警察側の仲間になる)を読みたいです!!よろしくお願いします。これからも更新楽しみにしてます!! (2022年5月21日 11時) (レス) @page34 id: 3df9c04991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月彗 | 作成日時：2022年5月9日 23時
