33話 ページ35
景くんは珈琲を、私はミルクティーを飲みながらレジで女子高生に絡まれる零くん基、安室さんを見る
景「んで…どう?ここなら集中できそうじゃない?」
『うん、私は集中できそうでいいけど…』
安「2人共、見すぎだ」
『多分、彼が拒否したいと思ってそうです』
自分達以外のお客だった女子高生たちが帰ったからか少し不服そうな表情を見せ手近づいてくる安室さんに2人してくすくすとつい笑ってしまう。
景「いや、珍しくてつい…ごめんね」
安「まぁ、別にいいんだが…」
なんて会話をしている2人を横目に見ていればカランカランと音を立ててドアが開く。
安「いらっしゃいま、…何しに来たんだお前らまで」
安室モードで接客しようとした零くんはすぐに表情が元に戻ったのを不思議に思い目を向ければ見知った顔がいた。
松「おうおう、随分顔に出るじゃねぇーか安室さん」
萩「あれ、安室ちゃんがお客いるのに素の方でてるなんてめずら……Aちゃんと緑川じゃん!」
ひらひらと手を振る研二くんに手を振り返せば嬉しそうにそそくさと隣のテーブルに腰をかける。
松「珈琲とハムサンドくれ」
萩「あ、俺も!」
安「はいはい」
そうそうにされた注文を作るためなのかキッチンへ向かった零くんを見てれば陣平くんに声をかけられる。
松「んで、2人はなんでここにいんだ?」
『どこか外で執筆しやすい場所がないかなぁ…と思って景くんに聞いたらここをオススメされまして…2人はなんでここに?』
萩「なるほど。ちなみに俺たちは久しぶりに2人で担当した仕事の報告書を終わらせたから来たって感じ」
ニコニコ笑いながら答えてくれた研二くんにめずらしいな、なんて思っていれば零くんが2人があっという間に注文した品を持ってくる。
安「ハムサンドと珈琲な」
萩「ありがと」
松「さんきゅ、」
テーブルに置かれたハムサンドはとても美味しそうで過去に料理が出来なかった零くんからは想像が出来ない見た目だった。
景「びっくりしてるな」
『そりゃそうだよ……出来ないイメージのが強いもん』
安「失礼だな、僕だって料理くらいできるさ」
『せっかくだから次はなにかご飯系頼もっと』
松「ハムサンドがおすすめだな、」
萩「ふる……安室ちゃんがポアロで働くようになってからの名物だからね」
次にきた時はハムサンドにしようと心の中で勝手に決め、新たに入ってきたお客さんを接客する零くんもとい安室さんを眺めてしばらく過ごすことにした。
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nekonatsu6(プロフ) - すいません💦33と34が抜けてるんですけど間違いですか?間違ってたらすいません!これからも頑張って下さい!応援してます!! (2022年5月24日 22時) (レス) id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 面白くて一気に読んでしまいました!!リクエストなんですが、映画の純黒の悪夢(できればキュラソー救済からの警察側の仲間になる)を読みたいです!!よろしくお願いします。これからも更新楽しみにしてます!! (2022年5月21日 11時) (レス) @page34 id: 3df9c04991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月彗 | 作成日時:2022年5月9日 23時