とある少女と救済

13話 ページ15

研二くんの所に報告のために向かえば解体なのか機能停止の為なのか作業をしていたため後ろから眺めていれば何本かコードを見て切った研二くんが息をつく。

萩「ふぅ……これで起爆されることはないね…あとはちゃんと出勤の仲間たちに任せるかな、」

『終わりましたか？』

萩「へ！？Aちゃん避難してなかったの！？」

『報告したって伝えようと思ったら集中してたので声掛けない方がいいかな、と思って…』

なんて話をしていれば通報を受けたであろう機動隊員が入ってくる。

「通報の場所はここだ…って萩原さん！？それに女の子！？」

萩「思ったより早かったね…俺はオフだから報告書は任せたよ〜」

「は、はぁ…」

動揺している研二くんの部下らしき人に研二くんは話しを続ける。

萩「あ、報告ね…メモの用意した？したね…流石俺の部下。遠隔操作されて起爆される心配はないけど、時間で起動する可能性があるから慎重に。水銀レバーや光電管、トラップがないのは確認済みだけど…トラップに関しては再度見る時に注意してね。爆弾の形から4年前の犯人と同一人物が作ったものだと思うのと…もう1つの方は陣平ちゃ…松田が現在観覧車に仕掛けられたのを解体中ってとこかな」

おぉ、研二くんが仕事をしている…。

萩「ってことで、あとは専門家に任せて俺達は陣平ちゃんの様子見に行こうぜ〜」

「あ、ちょっと、萩原さん！」

え、あ、本当は事情聴取必要なんじゃ…なんて考えている間にさっさと車に連れ込まれる。
てか受付で支払いも終わってないんですが…いやこんな中できるとは思ってないですけど…大丈夫なのだろうか…。

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