11話 ページ13
研二くんに許可を貰い御手洗に行った帰り、階段の隅に行きには気づかなかった紙袋があることに気づいた。
『ん？なんだこ、れ…はぇ……信じらんない』
袋の中身は起動前の爆弾だった、急いで研二くんに場所をメールで知らせ、兄ではなく陣平くんに電話をする。多分だけど…陣平くんのが暴走して観覧車乗ってそうだし…
松「あ？んだよ、しつけーな」
『へ？』
電話に出た陣平くんはめちゃくちゃ機嫌が悪そうだった…タイミングが悪すぎたのか…、
松「んぁ？Aか？ごめん、違ぇやつだと思った…どーした？今忙しいんだ」
『観覧車で爆弾と向き合い中ってやつですか？』
松「は？なんで知って…」
萩「それはこっちにも爆弾があったからだよ、陣平ちゃん」
『へ？』
突然奪われたスマホの在処に視線を向ければメールを読んで急いで来てくれたであろう研二くんがいた。しかもスピーカーにしてるし…
萩「んで、そんな爆弾、陣平ちゃんならすぐに解体できんだろ？どーせ病院まではしぼれてたんだろ？こっちは俺たちにまかせていーからさ」
松「こんな爆弾、3分もありゃ十分だが…なんでお前ら病院にいるんだ？」
『そ、そんなことはどうでもいいじゃないですか…私は病院の方に爆弾があることを伝えてきます』
少し早口になりながら誤魔化せば電話口からため息が聞こえる。これは後で尋問されるな…なんて考えていれば隣から焦った声が聞こえ、ポケットをあさる研二くんが目に入る。
萩「あ、やっべ…俺、今日オフだから簡易の解体セット持ってきてなかった…」
『簡易になっちゃうんで…専門知識が必要なのには役立たないのですが…これくらいのなら解体できるかと…』
カバンの中から昔、兄からもらった解体用の器具が入ったケースをだし研二くんに渡す。
萩「流石Aちゃん、頼りになる。んじゃ、解体しないにしろ種類は確認しなきゃだから一旦切る。陣平ちゃん、死ぬなよ」
松「当たりめぇだ。萩にA、お前らもだぞ」
萩「はいはい、」
『はい、そちらも気をつけて。では研二くん…私は受付に行ってきます』
電話を切り、爆弾の解体は研二くんにまかせてもいいだろうと思い、私は急いで病院の受付にいく。たまたま受付にいるのはベテランっぽい方だった。
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nekonatsu6(プロフ) - すいません💦33と34が抜けてるんですけど間違いですか?間違ってたらすいません！これからも頑張って下さい！応援してます！！ (2022年5月24日 22時) (
レス) id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 面白くて一気に読んでしまいました!!リクエストなんですが、映画の純黒の悪夢(できればキュラソー救済からの警察側の仲間になる)を読みたいです!!よろしくお願いします。これからも更新楽しみにしてます!! (2022年5月21日 11時) (レス) @page34 id: 3df9c04991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月彗 | 作成日時：2022年5月9日 23時
