29話 いたずらのこと。 ページ31
リクエスト作品
ご期待に添えていなかったらすみません
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白ひげ海賊団の男たちは、島を占領し、宝や女を奪っていくようなことはしない。
とは言え、興味がないわけではないのだ。
その代わりと言っては何だが、大きな島に着いた時には、必ず美女がいる酒屋にみんなで行くのが通例だった。
中にはそのまま朝まで帰ってこない輩もいる。
そんな時、Aやナースたちは船で留守番。オヤジも入れてみんなでいつもよりも高めの酒や食事を食べて過ごすのだ。
というわけで、今回の島でも同じように、男たちはワクワクした顔つきで船を降りていく。
「今日も可愛い子がいるといいな〜！」
「おい、早く行こうぜ！」
「隊長、早く来てくださいね！」
大騒ぎしながら街へと繰り出す男たち。
それをAは頬を膨らませて見ていた。
「なあに、あれ。むかつく」
「A、嫉妬？」
Aの隣に座って刃の手入れをしていたハルタはAの頬を突いた。
Aはぶぅっと口の中に溜めていた息を吐きだすと、ハルタをきっと睨む。
「ばか。違うよ。Aのことほっといて楽しもうとしてるのがむかつくの。
Aには日が暮れるまでに帰って来いっていうくせに」
「はは、確かに」
ハルタはかわいい妹を一撫ですると、すぐにまた作業に戻った。
Aはぶぅっ、と頬を膨らませたままチラリとハルタを見る。
そういえば、ハルタはモテそうだなあ……
ふとそんなことを思った。
そしてしばらく考え込むと、ピンっと何かを思いついた顔をし、ハルタに詰め寄った。
「ねえハルタッ！」
「な、なに？」
「服、貸して！！」
「………は？」
今日も今日とて波乱が起きそうだ。
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ピーちゃん - とても面白くて愛らしかったし (2022年10月28日 20時) (
レス) @page42 id: e9f23f5dc7 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ３４５回も会議やっての笑った!!!めちゃ面白い!!!これからも頑張ってください!!! (2022年10月13日 12時) (レス) @page37 id: 407d8a27ca (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - tottemo_ringoさん» ありがとうございます！！夢主ちゃんはわがまま末っ子気質なもので困りますね笑好きになっていただけてとても嬉しいです…！優しいお言葉とても力になります！ (2022年8月22日 0時) (レス) id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
tottemo_ringo(プロフ) - 今日初めて読みました。最初は主ちゃんに対して、なんやこの子！めっちゃわがままやんけ！といい印象ばかりではなかったものの、期待し読んでいくうちに完全にオチました。主ちゃんの性格と、周りの関係や反応がとても好きです。無理せず、更新お願いしたいです！！ (2022年8月9日 3時) (レス) @page37 id: 4137b5ba4e (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - みなさま大変お久しぶりです。長い間こちらの作品を放置しておりましたが、最近になってちょっとだけ書きたくなって戻ってきました。今後続けて連載していくかは未定です。書きたくなった時だけ書きます。あまり期待せずに暇つぶし程度に見てくださると嬉しいです。 (2022年8月6日 20時) (レス) @page36 id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：センカ | 作成日時：2019年8月18日 18時
