3話 熱が出た日のこと。 ページ4
「た、た、た、大変だあ〜〜〜〜〜！！！」
冬島を出て、しばらくした頃。
穏やかな海域にでたモビーは、のんびりと海を進んでいた。
そんな中、静寂を切り裂くような叫び声。
兄弟達はなんだなんだと甲板に集まった。
「……Aが…」
「「Aが？」」
「……熱出しちまった〜〜〜〜〜！！！」
「「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ！？」」
大事件が起きてしまった。
シスコン極まりない兄弟達は
「どうしよう」
「医者、医者ぁぁぁあ！！」
「A、俺もすぐにそっちに逝くからなぁぁぁ！！」
とあわて出した。
すると阿鼻叫喚なそこに、ナース達が現れた。
「うるさい！ただの風邪よ、か・ぜ！！
安静にしてれば治るわよ！！」
この船には、ナースが多数乗っている。
ナース達は、末の妹であるAをそりゃあたいそう可愛がり……
Aもまた、ナース達を慕っていた。
気にくわないことがあると、Aはすぐにナースの部屋に飛び込み、告げ口する。
するとナース達は兄弟達に制裁を加えるのだ。
そんなナースが大丈夫というなら、きっと大丈夫なんだろうが……この過保護なバカ兄達、Aの事が気になって仕方ない。
「で、でも……見舞いに行かないと」
「邪魔！あんたたち、1日くらいA絶ちしなさい！」
「A、絶ち……
無理だぁぁぁあ！！」
また騒ぎ出した兄弟達。
ナースからの鉄拳が落ちたのはいうまでもない。
＿＿＿＿＿
一方その頃＿＿＿＿＿Aは非常に苦しんでいた。
「暑い……あついよ、ミーナぁ」
「はいはい、窓開ける？」
「やっぱ寒いぃぃ」
ミーナ___Aの一番の友達のナース＿_は、弱り果てたAに苦笑する。
この子は、気が強いくせにこーいうのはダメなんだから……
Aはいかにもしんどいですと言うようにはあはあと深く息をした。
「ミーナぁ、Aこのまま死んだらどうしよう…」
「なーに言ってんの、大丈夫よ……」
すっかり弱気なAを慰めていると、こんこんとドアがノックされた。
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ピーちゃん - とても面白くて愛らしかったし (2022年10月28日 20時) (
レス) @page42 id: e9f23f5dc7 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ３４５回も会議やっての笑った!!!めちゃ面白い!!!これからも頑張ってください!!! (2022年10月13日 12時) (レス) @page37 id: 407d8a27ca (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - tottemo_ringoさん» ありがとうございます！！夢主ちゃんはわがまま末っ子気質なもので困りますね笑好きになっていただけてとても嬉しいです…！優しいお言葉とても力になります！ (2022年8月22日 0時) (レス) id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
tottemo_ringo(プロフ) - 今日初めて読みました。最初は主ちゃんに対して、なんやこの子！めっちゃわがままやんけ！といい印象ばかりではなかったものの、期待し読んでいくうちに完全にオチました。主ちゃんの性格と、周りの関係や反応がとても好きです。無理せず、更新お願いしたいです！！ (2022年8月9日 3時) (レス) @page37 id: 4137b5ba4e (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - みなさま大変お久しぶりです。長い間こちらの作品を放置しておりましたが、最近になってちょっとだけ書きたくなって戻ってきました。今後続けて連載していくかは未定です。書きたくなった時だけ書きます。あまり期待せずに暇つぶし程度に見てくださると嬉しいです。 (2022年8月6日 20時) (レス) @page36 id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：センカ | 作成日時：2019年8月18日 18時
