いつかまたキミと…《紫》２ (ページ44)

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私達は家に入ると
濵ちゃんは事情をお母さんに
電話で伝え

私もお父さんから電話があり
明日には様子を見に帰って来れるらしい
今日は濵ちゃんに泊まってもらうと
話すとお父さんも安心した様子だった

私達はリビングへ行きソファーに腰掛けた

濵「腹減らん？何も食べてないんやろ？」

『あ、うん…でもあんまり食欲ない…』

濵「あかん！食べとかな！冷蔵庫あけるで？」

『うん』

すると濵ちゃんは冷蔵庫から何か取り出して
何か作り出したかと思えば
チン！っとレンジの音が鳴った

濵「冷凍パスタあったからこれ食べよ！１個しかなかったけど…笑」

『ありがと…笑』

私は濵ちゃんと１つのパスタを
分け合って食べた

濵「望は？連絡せんでええの？」

『……うん…』

のんちゃんから帰ってからも
連絡は来ていなかった

濵「何かあったんやろ！笑」

濵ちゃんは少しちゃかすように
笑ってそう言った

『…うん、ちょっとね…』

濵「まぁ、でも今は自分の事だけ考えたらええんちゃう？お母さんの事落ち着いてまた望と向き合ったら？」

『うん…そうする…』

正直今はのんちゃんの事は考えたくなかった

だから濵ちゃんがそう言ってくれて
少し気持ちが軽くなった気がした