いつかまたキミと…《紫》 (ページ41)

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私達はファミレスに着いて席に座る

重「Aさっきのやつが好きなん？」

『へ？な、何が？』

急にシゲからそう言われて焦る私…

重「さっき女の人と歩いとった男が好きなんやろ？」

『ち、違うよ！ただの友達！笑』

重「嘘下手くそやなぁ～笑」

『え？』

重「さっきの男が好きやのに女と歩いてるとこ見て今ショックを隠しきれてません。って、顔してんで？笑」

『え、まじ？！』

重「いい感じなん？あの男と！」

『んー？一応１回告白はされた…』

重「ほんならいけるんちゃうん？」

『でも修学旅行中連絡するとか言って１回も連絡くれなくて…』

重「へぇ～！何でやろ？何か理由があるんちゃう？」

『でも今日あんなの見ちゃったし…』

私は俯いてそう言った

重「ほら完璧好きやん！素直にならな～♪笑」

『んー…』

私はシゲにそう言われ
自分の気持ちに完全に気付いてしまった…

私、のんちゃんのこと好きなのかも…

重「今日はありがとう！また遊ぼうや！相談も乗るし♪」

そう言って今日１番の笑顔を見せる

『こちらこそありがとう♪うん！また遊ぼう！』

シゲはうちの前まで送ってくれて
私は手を振って家に入る

部屋に入ってスマホを確認しても
のんちゃんからの連絡はない…

ふと気がつくと今日見たのんちゃんの姿が蘇る

次会うときどんな顔したらいいんだろう…