身代わり ページ22
・
「もうジョングクと……一緒にいれない私の身代わり……」
ジョングクは、私の言葉に体を離し、眉にシワを寄せる。
JK「…は？どうゆう意味？」
「…そのままの意味だよ」
JK 「…わかんねーよ！説明してよヌナ！」
ああ、また目に涙がたまる。
ジョングクがそんな顔するから。
ジョングクの、そんな悲しそうな顔見たくなかったのに。
「…ぐすっ、…私、ジョングクのペンでしょ？」
JK 「うん、」
「……わたし、ジョングクが…大好きなの…」
JK 「…だったら、何で…何で一緒にいれないとか言うんだよ…！」
「……だからだよ……ッ」
JK 「…え？」
「……ジョングクが、好きだから…尚更……私がジョングクの隣にいることはできない……ッ」
私の馬鹿。
最後は、笑ってサヨナラしようって決めてたじゃん。
なのに、狂ったように涙が止まらない。
「……ゔっ、ジョングク、今まで…ッ…頑張ってきたでしょ？…無名の事務所だったのに……1人でここまで努力して、……頑張ってきたでしょ？」
JK 「……ッ…。」
「……ジョングクにとって…、ッ、私の存在は、邪魔な存在なの……ゔっ、……私はペンだから、よくわかる……私との関係がバレたら…、ジョングクが今まで頑張ってきたことが、無駄になっちゃう……、私はそんなこと、絶対できない……」
JK 「……ヌナ…」
「……ッ自分勝手なこと言って、ごめんね？…嫌われてもいいって、思ってる……ヒクッ、でも…最後に……」
気がつけば、ジョングクの目からも涙が溢れていた。
私は、無理矢理笑顔を作って、ジョングクの綺麗な肌を流れる涙を拭いとる。
ーそのまま、私は大好きな彼の唇にキスをした。
これが最後のキスだと思うと、胸が痛くて仕方ない。
私は初めて、彼の口に舌を入れる。
私の気持ちが伝わるように、
ジョングクが、このキスを忘れないように。
ジョングクとの長い最後のキスは、
涙が混じって、少し塩っぱい味がした。
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k-pop大好き - 推しがテテなので、キムユリとデートの回でめっちゃモヤモヤしました!テテには主人公だけを見て欲しかった…！ (2021年1月3日 19時) (
レス) id: 148acec4a4 (このIDを非表示/違反報告)
ta(プロフ) - お疲れ様でした！大好きな作品だったのでわ是非続編みてみたいです(^^) (2020年5月20日 4時) (レス) id: 4262949185 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるん(プロフ) - コメント失礼します！完結ですね！お疲れ様でした^^本当に大好きな作品だったので嬉しかったです！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: f5ac0dcac7 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 心桃mitoさん» うわー、たくさん読んでいただき感激です、ありがとうございます(>_<)もちろん、宣伝して頂ければとても嬉しいです…！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 6ff67ad479 (このIDを非表示/違反報告)
心桃mito(プロフ) - 読むのが楽しくてもう何度も読み返してます！よろしければ宣伝してもいいでしょうか？ (2020年5月5日 12時) (レス) id: a4073a2115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かな
| 作成日時：2020年4月30日 21時
