17話 ページ17
sn side
部屋でAとの思い出を振り返っていた。
今思い返せばAは嘘をつくのが上手かったな。
全然分からなかった。
何を我慢してるのかも何に悲しんでいるのかも...どうしてやれば良かったんだろう。
A...お前はどうして欲しかったんだ？
ぼーっと過ごしていたらインカムから連絡が入った。ゾムだ。
ゾムの声はか弱く今にも泣きだしそうな声だった。その声で何かあったのかと悟った。
すぐ行こう。
すぐ行かないと行けない気がする。
Aの部屋のドアを開けると全員が揃っていた。全員まだ何も聞かされていないのか困惑しているような表情で全員が待っていた。
ゾ 「みんな集まったか。集まってもらったのは...Aの部屋の机に俺ら宛の手紙が置いてあった。」
驚いた。
そんなの聞いてへんわ...
最後までAやな。
ゾ 「それを読むわ」
ゾ 「みんなへ。今この手紙を読んでいるということは私はもう居ませんね。聞きたくないかもしれないけど私のみんなへの思いを話させてください。
まずはグルッペン。
私の事気遣ってくれてほんまありがとう。
トントンを困らせないようにしてね。
次はトントン。
いつもいつも書類の確認ありがとう。
たまにはグルッペンやコネシマに任せなよ。
オスマン。
お茶会に誘ってくれたよね。
オスマンのいれる紅茶が大好きです。
ゾム。
いつも私が悲しんでる時に元気付けしてくれて本当に感謝してる。ありがとう。
ひとらん。
いつもお野菜美味しかったよ。
これからも頑張ってね。
シャオロン。
シッマと内ゲバしすぎないようにね。
近接最強さん、みんなを守ってあげて。
シッマ。
シャオロンと仲良くしなよ。
後輩くんをしっかり育ててあげてね。
ロボロ。
貴方のいい声が大好きです。
モニター越しからみんなを守ってあげて。
大先生。
女遊びはほどほどにしなよ。
大先生は遠距離もっと頑張りな。
ショッピ。
シッマのヘイト高くても支えてあげてね。
頑張ってね。
兄さん。
今もいないかな。
兄さんの帰ってきた時のお話が大好きです。
そしてペ神。
大好きです。
本当に大切な人です。
どんなに私が忘れてても約束を守ってくれたね。
ありがとう。
もう会えないのはほんとに悲しいけど、忘れないで。
さぁ、みなさん。
前を向いて、私の事なんかもう忘れて生きていって下さい。」
全員が静かに涙を流した。
俺らは大変なことをしていたんだと噛み締めるように。
忘れるわけないだろ。
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3030997 - お前無能なのか……じゃあ僕は無能より下だね！どんくらいしたかって言うとうんちだようんち (2020年10月14日 15時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 読み終わった瞬間なみだが・・・・・お疲れさまでした！！ (2020年3月24日 21時) (レス) id: b76d909f9d (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - 泣いてしまった……作者様本当にお疲れ様でした！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: c80cc5bfcc (このIDを非表示/違反報告)
くるとん - 自然と涙が出てくるとっても感動するお話でした。お疲れ様でした！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: a021f3fe97 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫(プロフ) - 感動したたでぇー(´；ω；｀)マジで泣いたぁ〜!( / _ ; )ｲｲﾊﾅｼﾀﾞ〜 (2019年3月30日 16時) (レス) id: 1e7a204824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴ | 作成日時：2019年2月5日 22時
