検索窓
今日:26 hit、昨日:1 hit、合計:3,738 hit

42話 ページ43

『ありがとう、刹那』


刹「ハヤク読メェ!」


俺は刹那に蹴られながら手紙を開く


『!!獪岳が鬼になった!?』


善「やっぱり知らなかったのか…」

善「まあ、俺の所にもさっき来たから」

善「じいちゃん、責任取って介錯つけずに一人で腹切って死んだんだ」


『うっそだろ…』


獪岳が鬼に…


日向の事から立ち直ったばかりなのに

また新しい悲報が舞い込んでくる


『俺らが討たなきゃいけねぇのは、日向の仇と…』

『獪岳もってことかよ…』


善「だから獪岳は俺が討たないと!」


『そうだな』


宇「話し合いは派手に終わったな」


外を見ると暗くなっている

そろそろ、鬼の出る時間だ


『そろそろ俺、任務に行くよ』


俺は刹那を連れて外に出た




二ヶ月後


産屋敷邸の襲撃は突然だった

それぞれの隊士の元に鎹鴉が飛んでいき

緊急招集が出された


柱は産屋敷邸を全速力で目指したが

俺らがつく前に爆発してしまった


『そん、な…間に合わなかった…』


だが俺たちにこの状況を見て呆然としている時間はない


お館様が生きている

わずかな可能性を信じて火の海に飛び込む


『お館様ぁ!!』


他の柱も集まり屋敷の庭に入る


黒く太い鉄線のようなものが見える

それに刺さっている一人の男


悲「無惨だ!!鬼舞辻󠄀無惨だ!!」

悲「奴は頚を斬っても死なない!!」


アイツが!!

御館様を…!


『時の呼吸 肆の型 六道輪廻』


柱全員が無惨に切りかかろうとする


その時、足元に襖が現れ、俺らはその中に落ちた


俺の落ちたところは雑魚鬼であふれかえっていた

どの鬼も知性を感じない

本能のままに動く鬼ばかり


『こいつらを相手にしてる暇はない』


『時の呼吸 壱の型 一寸光陰』


斬って、斬って、斬り続ける

鬼の量は一向に減らない


『クソッ、はやく皆と合流しないと』


俺が手間取っている間に

各地で鎹鴉からたくさんの訃報が告げられる


「カアァァ!死亡!!胡蝶シノブ死亡!!」

「上弦ノ弐ト格闘ノ末死亡!!」


しのぶさんが…!

上弦の弐、童磨だ


またアイツが!!


残っていた鬼を斬り捨て、走る

どの部屋に入ればそこに着くというのが全く分からない

俺は手当たり次第に部屋に突っ込む


もう何部屋入ったか分からなくなるころ

少し寒気がした

恐怖などで感じる寒気ではない

冷気だ

そういえば童磨も…


俺はその部屋に入った

43話→←41話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

睡音 - 続編に入ってからもよろしくお願いします!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 次こそちゃんと本編に入れます!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - こんなに長くなる予定はなかったんですけどね〜 (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 過去編が長くなってしまいすみません!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 関東事変と武道過去編が終わりました!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:睡音 | 作成日時:2022年3月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。