検索窓
今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:3,724 hit

40話 ページ41

俺は屋敷に帰り、夕食の準備をする

今日は非番なのだ


『柱稽古、か…』


あの後、悲鳴嶼さんから提案されたことはそれだった

俺はその案に賛成した

だけど…


『俺が教えられることはないんだよな…』


俺の武器は鉄扇だ

刀とは全く違うため

鍛えるところが違うのだ

柔軟くらいなら教えられるような気もしたが

それは甘露寺さんの得意分野だ


『俺は辞退しよう』


俺の他に、しのぶさんと冨岡さんも辞退するらしいし…






柱稽古が始まった

俺は、宇随さんと基礎体力向上の訓練を担当してほしいと言われた

まあ、言われたというより

無理やり宇随さんに引っ張られてきたわけだが


宇「お前は後ろから派手に隊員を追いかけるだけでいい」


俺は隊員から怖がられている

後ろから追いかけ、大声で罵倒し続ければいらしい


宇随さんのやり方があってるのかは知らないが

俺の姿が見えると、疲れていた隊員も死ぬ気で走るのだ


宇「いやあ、お前がいると隊員が地味に休まねぇから稽古が楽だわァ」


『俺ってそんなに怖いですかね』


宇「知らね、怖いんじゃねぇの?」


『俺からしたら、身長も高いし、俺よりも言葉遣いは荒いし、生傷も絶えない』

『不死川さんの方が怖い気がしますけどね』


宇「そんなもんか、ああ、でも」

宇「お前、鬼斬ってるときの自分の姿、客観的に見たことあるか?」

宇「血ィ被って、怪我して、その上目が座ってる」

宇「だいぶ、人から見りゃ怖いんじゃね?」


『そうかなぁ』





柱稽古が始まって二週間

とうとう竈門炭治郎がやってきた


炭「花垣さん!よろしくお願いします!」


『ああ、よろしくな』


俺がそういうと炭治郎はびっくりした様子でこっちをみた


『なに?』


炭「ああ、えっと、この前までよろしくしたくない」

炭「とか言ってたから…」


『そのことか…』

『俺は確かにお前の妹のことを認めてなかったよ』

『しかし、あれから月日がたち、鬼殺隊にはお前らの噂が絶えない』

『妹の活躍の噂もな、そんなのを聞いていたら、認めざるを得ないだろう?』


俺が笑って炭治郎に言うと

彼は俺に飛びつき


炭「ありがとうございます!!」


といった


宇「おいおい地味だなぁ、お前が言いたいのはそのことじゃねぇだろ?」


うるさいのが来た


『なにがです?』


宇「派手に言えよ、友達になってくださいってな」


俺はこの人の前で炭治郎とこの話をすべきではないと

やらかした後に後悔した


炭「友達…?」

41話→←39話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

睡音 - 続編に入ってからもよろしくお願いします!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 次こそちゃんと本編に入れます!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - こんなに長くなる予定はなかったんですけどね〜 (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 過去編が長くなってしまいすみません!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 関東事変と武道過去編が終わりました!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:睡音 | 作成日時:2022年3月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。