時を戻して今世こそ 【東京卍リベンジャーズ】【鬼滅の刃】

29話 ページ30

名前を言い合うと宇随さんにズルズルと引きずられ

甘味屋に連れていかれた

親睦会を開くらしい


だけど、悲鳴嶼さんと冨岡さんはあまり喋る人ではないらしく

実質俺と宇随さん、不死川さん、胡蝶さんの四人での親睦会だった


胡「年はいくつ？いつから鬼殺隊に？」


『えっと１５です、鬼殺隊には二年前からです』


宇「時柱ってんだから時の呼吸なのか？」


『はい、雷の呼吸の派生です』


不「なんで刀持ってねえんだァ？」


『武器は鉄扇です』

『元にしている動きが昔に見た劇で、その人が持っていたのが鉄扇だったので』

『刀よりもそっちの方がうまく動けると思って…』


宇「まあ、普通の刀が合わねえっつう奴もいるからな」

宇「俺のも、普通のじゃねぇし…」


不死川さんは顔は怖いけど優しい人で面倒見がいい人だし

宇随さんも思った通り気さくな人だった


不「結構、遅くなったなァ」


『そうですね、そろそろ帰りましょうか』


宇「よし、解散！」


四人と別れて屋敷に帰ると

日向が夕餉を作って待っていた


日「お帰りなさい！」


『ただいま』


日「今日から正式に柱なんでしょ？」

日「夕餉は豪華に作ってみました！」


『おお！うまそうだな！』


日「明日からも死なずに頑張ってね！」


『ああ、頑張るよ！』









それから二年の時がたった


花柱の胡蝶さんが亡くなり

その妹さんのしのぶさんが蟲柱に就任した

他にも煉獄杏寿郎さんが炎柱に就任した


俺も柱の皆と打ち解けてきて

最近は少し口が悪くなったんじゃないかと言われる

でも、そのおかげで遠慮せずいろんなことが言い合える仲になった


宇「お前さあ！嫁さんがいたことぐらい教えろよ！」


一番変わったのは俺と日向の関係だろう

数年間、婚約者という関係だったが

日向に俺が告白し、晴れて俺らは夫婦となった

ちなみにこのことをお館様にしか言っていなかったため

この前の柱合会議で


産「武道は、この前に祝言をあげたらしいね」

産「私は体が弱くなってきて式には行けなかったけど」

産「おめでとう、武道」


というお館様の言葉を聞いた他の柱の人に

何故教えなかったとつめよられているのだ


不「そういう大切なことはちゃんと言えよォ！」


不死川さんが俺の頭を殴る


悲「まあ、おめでたいことだ」


煉「ああ！おめでたい！」


悲鳴嶼さんはひたすら涙を流し続けている


煉獄さんは相変わらずの大声


しのぶさんはひたすらニコニコしている

でも、額にうっすらと血管が浮かんでいる

どういう感情なんだろう


冨岡さんは無だった

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