検索窓
今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:3,727 hit

21話 ページ22

二十七日目

初めて木刀を持たせてもらった

意外と重かった

ひたすら素振りを続けた


一か月と六日目

やっと安定してきたらしい

桑島さんとの打ち合い稽古

一突きで吹っ飛ばされた

ちなみに意識も吹っ飛んだ


一か月と九日目

桑島さんの使う呼吸“雷の呼吸”を教えてもらえることになった

使うには前提として全集中の呼吸が必要らしい

肺が破裂すると思った


一か月と十七日目

全集中の呼吸がやっとできるようになった

桑島さんに雷の呼吸を見て盗めと言われた

早すぎて何をしてるか見えなかった


一か月と二十日目

壱の型ができるようになった

日向が目を輝かせていて可愛かった

みとれていると「たるんどる」と言われ吹っ飛ばされた


二か月目

弐の型ができるようになった

桑島さん曰く、比較的俺は習得が早いらしい


二か月と十三日目

参の型ができるようになった

桑島さんが褒めてくれた

はやく全部できるように頑張ろう


二か月と十八日目

肆の型からが全くできない

何度桑島さんの動きを見てもわからない


三か月目

桑島さんに雷の呼吸はあってないのではないかと言われた

俺はどうしたらいいんだろう


三か月と四日目

とりあえず、いつもの走り込みをしていると桑島さんに呼ばれた

自分の呼吸をつくってみたらどうかという話らしい

そんなことできるのだろうか


三か月と七日目

全く思いつかない

難しい





日「最近、武道君、元気ないね」


『心配させたかな、ごめん』

『実はさ、雷の呼吸って俺にあってないらしくって』

『自分の型を作ったらどうかっていわれたんだ』

『ただ全く思い浮かばなくって…』


俺が頭を抱えると、日向も頭をひねって何かを考えだした

そして、「あっ」と大声をあげて、俺に提案した


日「武道君!劇だよ!」

日「あの時の劇の動きかっこよかったんだよね」

日「やってみてよ!」


日向に言われたとおりにやってみる

劇の動きは思ったよりも記憶に残っていて

少し違っているものの呼吸らしい動きになっていた


桑「いいんじゃないか、その動きで」


桑島さんにも大丈夫だと言われた

俺はこの呼吸に“時の呼吸”と名付けた

22話→←20話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

睡音 - 続編に入ってからもよろしくお願いします!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 次こそちゃんと本編に入れます!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - こんなに長くなる予定はなかったんですけどね〜 (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 過去編が長くなってしまいすみません!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 関東事変と武道過去編が終わりました!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:睡音 | 作成日時:2022年3月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。