15話 ページ16
マ「前世っつったか？」
『あ、はい、前世』
やっぱ、信じられないよな
こっちに関してはタイムリープと違って何の根拠もないわけだし
八「じゃあ、アレ呼吸って事！？」
千「あのシィィィってやってビュンッってしたやつか！？」
『ああ、まあ』
マ「すっげー！！」
マイキ―達の目は輝いていた
ド「まあ、あれは人間業じゃねぇしな、信じない方がおかしいだろ」
三「オレも見たかった」
なんかタイムリープの時より、信じてもらえてる気がするんだけど
マ「で！？それがどうしたんだよ」
『俺の前世はちょうどそのあたりの時代に生きていました』
『善逸伝では登場人物の名前が書かれてないんですけど、そこは後で説明します』
『とりあえず、俺の前世の一生を話しますね』
〜〜〜〜〜〜〜〜
まだこの世に鬼が蔓延る大正時代
俺はそこそこの良家に生まれた
良家とはいっても、そこまでお金持ちではなく、お手伝いさんみたいな人もいなかった
一家の大黒柱の父が働いて、少し経済的余裕がでてくるくらい
『父様、俺も手伝います！』
父「まだ、オマエには早いな、もっと力持ちになってからな」
『母様、荷物重くないですか？持ちます！』
母「ありがとうね、武道は優しいね」
父と母は優しかった
いつも俺の事を気にかけてくれていた
二人との生活はとても楽しかった
生まれてから１０年の月日が経った
母「武道、よく聞いて、貴方に縁談がきているの」
父「俺としては受けたいんだが、オマエが嫌というなら断ろうと思う」
まだ生まれてから１０年
教養もあまりないこの時代
俺には縁談という言葉の意味があまり分からなかった
『受けます！』
父が受けたいと、それが父の為になると思い俺は受けますと答えた
それから数日
俺の家に女の子がやってきた
その女の子はとてもかわいらしかった
美しく艶のある桃色の髪
髪と同じ色の透き通った大きい瞳
陶器のようにきれいな白い肌
日「橘日向です、よろしくお願いします」
かわいらしい彼女に俺は一瞬にして心を奪われた
この時ようやく縁談の意味を理解した
母「年が近いもの同士、話したいこともあるでしょうし」
母「ここは私たちは席を外しましょうか」
父と母、そして橘夫妻は俺たちに気を利かせて席を外してくれた
年が近いものといえど、俺らは互いに初対面
『えっと、に、庭に行きません？』
『きれいな花が咲いてますよ？』
話す話題がなく、とりあえず庭の花を見に行った
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睡音 - 続編に入ってからもよろしくお願いします！！ (2022年4月6日 15時) (
レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 次こそちゃんと本編に入れます！！ (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - こんなに長くなる予定はなかったんですけどね〜 (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 過去編が長くなってしまいすみません！！ (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 関東事変と武道過去編が終わりました！！ (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡音 | 作成日時：2022年3月12日 22時
