1話 ページ2
その時は唐突にやってきた
ここは、横浜第7埠頭
総長、副総長を抜いたメンバーでの抗争の途中
身に受けた一発の打撃の衝撃が記憶を呼び起こした
それは、今の俺の物ではない
前世の俺の記憶
鶴「まるで歯ごたえがねぇなタケミチ」
鶴「威勢がいいのは口だけか?」
鶴蝶が連続して拳を突き出す
俺はそれをかわしつつ、体制を立て直す
『そんなわけねぇだろ』
俺らは一進一退の攻防を繰り返す
いつの間にか周りでは勝負がついていたようだ
千「タケミっち!?なんでお前そんな動けて…」
俺の体は呼び起こされた記憶に引っ張られるがままに動く
八「すげぇ、攻撃が当たってねぇ」
鶴「よけてばっかじゃ喧嘩になんねぇぞ!!」
それはそうだ
ただ俺は鉄扇がないと攻撃手段がないに等しい
腕力には自信がない
イ「何してる鶴蝶…、早くとどめを刺せ」
『カクちゃんじゃ俺には勝てねぇよ』
イ「…は?」
まあ、俺も勝てないけど…
『目ぇ見りゃわかる、負けらんねぇって覚悟がねぇ』
俺は真剣な顔をして言った
今まで、何度も死線を潜り抜けてきたんだ
ここは緩すぎる
稀「どけ、鶴蝶」
鶴「!」
鶴蝶を押しのけ稀咲が前に出る
稀「じゃあテメェにはあんのか?タケミっち」
稀「その「死んでも負けられねぇって覚悟」がよぉ!」
稀咲は懐から銃を取り出し
俺の額に向けた
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睡音 - 続編に入ってからもよろしくお願いします!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 次こそちゃんと本編に入れます!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - こんなに長くなる予定はなかったんですけどね〜 (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 過去編が長くなってしまいすみません!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
睡音 - 関東事変と武道過去編が終わりました!! (2022年4月6日 15時) (レス) id: 951873bf54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睡音 | 作成日時:2022年3月12日 22時