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6話 ページ7

『おはよーございます……』

「おう、大丈夫か?休んだのか?」

『はい』


嘘だけど。


「ボスが呼んでたから行ってこい」

『はーい』


なんだろ。




『ボス、お呼びだそうで、なんでしょうか?』

「調子はどうかね」

『問題ありません』


本日も機嫌の悪いボス。こりゃ暫く放っておくしかないね。


「太宰君とこの会合に出席して欲しいのだけど」


ボスが資料を見せてくる。


『密輸屋と商談ですか。何故私がこれに?』


商談なんて太宰さん1人で十分だろう。


「何でも、この組織は我々を内部から潰そうとしているらしくてね。その証拠を掴んだら即刻潰して良いよ」


成る程、その証拠を掴む為に私という訳か。


『判りました』

「頼むよ」


あの部屋の空気がピリピリしてて嫌だ……全部太宰さんの所為だ……


『あ、太宰さん』

「おはようAちゃん。ボスから聞いたかい?」

『はい、行きましょう』

「向こうでは眼鏡外しておいてね?」

『はい』


普段から掛けている眼鏡。度は入っていないので、別に外しても違和感などはないのだが、不便になる点が1つある。


私が肉眼で目を合わせると、その人の考えが読めてしまうのだ。人の心の声というのは結構辛辣で、残酷なものなので、私は成る可くそれを聞くのを避けている。


目を合わせるといっても、自分が眼鏡またはコンタクトをしていたら大丈夫だ。
あと太宰さんの声は聞こえない。


情報収集にもってこいの異能だ。


「君はいつも眼鏡掛けてるよねぇ、そんなに聞きたくないのかい?」

『ないです。1回聞いてみます?最悪ですよ』


人の考えというものは面倒で、冷淡で、それはもう気分が悪くなる。別アニメになるけど斉木○雄の苦労が身に染みて判った←


「私の車だけど構わないよね」


それ拒否権ないでしょ。


『構いませんが、安全運転でお願いします。呉々も崖から落ちたりしないでくださいね』

「何故それが判ったんだい!?」


マジかよ当たっちゃったのかよ。


『何となくです。早く行きますよ』

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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ああ - うーーん。 (1月13日 11時) (レス) @page24 id: b494e7f131 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - そうだったんですか!大丈夫ですいつでも面白い話待ってます! (2018年10月1日 17時) (レス) id: e8ca853bb3 (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - サクラさん» 読んでいただいてありがとうございます。大変申し訳ありませんが、やつがれちゃんの方は諸事情により公開を一旦やめておりまして……すみません (2018年10月1日 17時) (レス) id: 19604f2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - いつも面白い小説見てます!あのやつがれちゃんで暗殺教室のパスワードがかかってて分からないんですが教えていただけませんでしょうか (2018年9月22日 0時) (レス) id: e8ca853bb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風寧 | 作成日時:2018年4月7日 16時

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