3話 ページ4
午前中、私はずっと上の空だった。
中也さんの書類をぶちまけ、芥川さんには「(頭)大丈夫か」と言われた。かっこの中が見え見えだった。
挙げ句の果てには首領室に入るところで盛大に転けた。
「大丈夫かね？1度見てあげようか？」
ボスは真顔でメスを取り出した。少々機嫌が悪い。太宰さんが未だマフィアに居る、つまりボスの計画通りになっていないからだ。
『全然大丈夫です問題ありませんからメスをしまってください飛ばさないで！？』
飛んできたメスを慌てて避ける。私の背後の壁に突き刺さったそれを姐さんが抜き、ボスに投げ返した。
「にしても、今日はおかしいぞ、A。風邪でも引いているのかえ？」
『問題ありません！』
「今日はもう早く帰りなさい。中也君にも言っておくから」
『判りました……』
「A、帰るときは言えよ、俺が送ってやる」
『車爆発したんじゃなかったんですか』
「別の車1で来たから」
2があるのか、どんだけ持ってるんだ中也さん。
『ではお言葉に甘えて、帰るときに言います』
ずっと太宰さんのことを考えている。あの人は何故此処に居るのか。もうマフィアから消えてもおかしくない時期。ボスの機嫌がその証拠だ。
マジどうなってんの……？
状況を整理してみよう。
織田作が亡くなったのは黒の時代の通り。現場は見てないけど。
で、それから既に1週間は経過している。
なのに太宰さんは普通にマフィアに来て、マフィアで働いている。
そして今朝、中也の車が爆発していた。
つまり、犯人は昨日の夜に仕掛けたってことだろう。
原作の通りであれば犯人は太宰さんで、同じ日の夜に中也はペトリュスの89年物を開けて祝っている筈だ。
太宰さんは「知らないよ」とか言ってたけどあれは嘘だろう。後で聞いてみよう。
犯人が太宰さんであれば、爆弾設置は太宰さんの嫌がらせで、原作が狂い出していることになる。
この状況がマズいのを知っているのは私だけ。
結構ヤベーなおい。
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ああ - うーーん。 (1月13日 11時) (
レス) @page24 id: b494e7f131 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - そうだったんですか！大丈夫ですいつでも面白い話待ってます！ (2018年10月1日 17時) (レス) id: e8ca853bb3 (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - サクラさん» 読んでいただいてありがとうございます。大変申し訳ありませんが、やつがれちゃんの方は諸事情により公開を一旦やめておりまして……すみません (2018年10月1日 17時) (レス) id: 19604f2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - いつも面白い小説見てます！あのやつがれちゃんで暗殺教室のパスワードがかかってて分からないんですが教えていただけませんでしょうか (2018年9月22日 0時) (レス) id: e8ca853bb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風寧 | 作成日時：2018年4月7日 16時
