ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』 (ページ36)

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35話ページ36

その日の昼休み空くんは朝ちゃんに話しかけていた

どうやら昨日のお礼をしているらしい

空「茂木さん」

朝「ん？」

空「これ、昨日のお礼」

そう言い袋を渡す

茂木「いっ、いいのか!? ありがとう！」

空「ううん、俺こそ昨日はありがとう」

ソワソワとした様子で空くんに尋ねる

茂木「開けてもいいかっ？」

空「うん！」

箱を開けてみると中にはミイラの形をしたクッキーが…

茂木「ミイラのクッキーだ！すごいな空ちゃん！どうやって作ったんだ？」

空「作り方？生地はバターと砂糖、卵白と粉とバニラを少しで… 型はアルミ板」

茂木「そこから作ったの!? すごすぎるぞ!!」

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他月「それにしても、ミィは昨日の今日でよく来たな嫌がらなかったのか？」

『確かに…空くんの事だから無理やり連れてきた訳じゃなさそうだし…』

空「うーん…少し迷ってたみたいなんだけど」

(〜朝の事〜

空「ミーくん、今日学校どうする？」

ミーくん「？」

空「昨日は萎れなかったからできれば一緒に来てほしいけど、ミーくんが嫌なら無理しなくていんだよ？」

グラグラと頭の中で天秤にかける

ミーくん「(空と一緒…ちょっと怖い場所…

空と一緒！)」

ちょっと怖い場所はポーンと遠くへ飛んで行った

空にギュッと抱きつく)

空「だってさ、本当に人懐っこいんだからなーもー」

他月「……幸せそうでなによりだ

…そういえば今日はコハクの姿を見ないがどうしたんだ？」

空「あ、確かに！気になるかも！」

『そ…それがね…聞いてよ2人ともーー！(泣)』

空「何何どうしたの？」

『そ…それがねｸﾞｽﾝ』

(〜昨夜〜

『コハク〜！今日はプレゼントがあるよ〜』

コハク「？」

『ジャッジャーン！クレヨンです！勉強とかしてる時一緒に遊んであげられないからさ、これで絵を描いて待ってて？』

コハク「ｷｭｳ!!(ｷﾗｷﾗ)」

『おっ嬉しいのか？それじゃあ早速…』

そう言ってクレヨンをあげた翌日

〜今朝〜

『コハク〜そろそろ学校行くよ〜

…コハク？』

中々こないので部屋へと向かう

そこには絵を描いているコハクの姿が

『コハク？学校行かないの？』

コハク「ｷｭｳ！(ｺｸｺｸ)」

『…え゛？』)

『という事でして…ﾋｸﾞｯ…構って貰えない…(泣)』

空/他月「あぁ…」

他月「(Aも親バカになるのか…)」