ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』 (ページ25)

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24話ページ25

〜放課後〜

私のポケットへコハクを移した後教室から急いで出る

他月「HRが終わった途端に逃げやがって！」

空「鞄があったからまだ校内だよね！」

『捜せ捜せ！』

全力ダッシュで下駄箱へと向かう

足が痛むがそんな事を気にしている暇はない

空「他月とAはここで待ち伏せしてもらっていい？俺、向こうのほう探してくるから…」

他月「わかった。丘森が来たらお前らに連絡を…」

『…あっそういえば空くん…携帯…』

空「……」←携帯持ってない

他月「買えよ！携帯！！」

空「だって高いじゃん…！」

『確かに高いけど…！』

と言い合っていると朝ちゃんがこちらに向かってきた

朝「あ、空ちゃん空ちゃん！」

空「茂木さん」

茂木「あのな、さっき廊下で空ちゃんと同じぬいぐるみ持ってる子がいたんだけど、なんだかすごく気になって…」

空/他月「「『どこにいた!?』」」

朝「どうしたんだ3人とも!?顔が怖い!!」

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朝ちゃんから場所を教えてもらい、急いでそこへ行くと

そこには丘森くんと、しずるちゃんの姿が

しずる｢本当にありがとう！丘森くん｣

丘森「お前がくれたこのオシドリのネックレスのお礼だよ」

他月「彼女にあげるために盗むなんて…」

『しかもあれ、オシドリじゃなくてカモノハシじゃないの？』

空「あぁもーっ、あんなに握ったら中身が…っ」

3人で物陰に隠れながら2人とミーくんの様子を観察していると、しずるちゃんがミーくんを床に落としてしまった

丘森「おい～、人があげたもの落とすなよー」

しずる｢ごめんなさ～い｣

ミーくん「…(ｽﾞｷｽﾞｷ)」←落とされた

空「ミーふんっ !?」

飛び出して行こうとする空くんを他月くんと2人がかりで押さえ込む

空「あのままじゃミーくんが死んじゃうよ！」

他月「気持ちは分かるが落ちつけ！行ってもさっきの二の舞だぞ！

こっちは人質もとられてるわけだし、できるだけ刺激しないよう平和的にいこう｣

『ほら空くん深呼吸！』

空「平和的…平和…(ｽｰﾊー)」

そう呟きながら深呼吸をし、少し落ち着いた空くんだったが

丘森「にしてもコレ、ほんとにぷにぷにだな」

しずる｢どこで買ったのー？」

丘森「あ？スーパだよ」

ミーくんがわしずかみにされている所を見た瞬間

空「平和とは何ぞや……！」

と般若のような顔へと変わった

こ、怖い!!(焦)