ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』 (ページ14)

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13話ページ14

他月「これでよしっと…」

『うん、何も良くないよ!?解いて!?』

抵抗も虚しく私は紐で括られてしまい、動けなくなってしまった

そんな光景を見たミーくんとコハクは完全に怯えてしまい

ミーくん/コハク「(((((;´･ω･`)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ)」

ずっとこんな感じである

『っぐぅ…解けない…』

他月「すぐに解いてやるから…」

そこまで言うと私の耳元へと近づいてくる

『あの、他月くん？近いよ？急にどした？？

他月くん、お顔が神がかってるんだからあんまり近くに来ると私死ぬよ？大丈夫？尊死しちゃうよ？』

耳元で止まるとニヤリと笑い、

他月「少し大人しくしててくれ」

と囁いた

『へぁ!?////』

他月「わかったか？」

『ちょ…わかった、わかったから！耳元で話さないでぇ…/////(泣)くすぐったい…』

私が涙目になりながらそう言うと他月くんは椅子へと戻りまたもモンブランをミーくんとコハクの前に差し出し始めた

ニコッと優しく微笑むと優しそうに見える他月くん、ミーくんは警戒しながらも少しずつ近づいていく

コハクが止めるも大丈夫と言うように頭をポンと撫でて近づいて行った

ミーくん「(ﾁｮｺﾁｮｺ)」

他月くんのすぐ前までやって来るとミーくんはモンブランのにおいをかいでいた

ミーくん「(ｸﾝｸﾝ)」

すると突然体に他月くんが手を回し持ち上げられてしまう

他月「捕まえた」

今度は怪しく微笑む他月くんを前にミーくんはまたも青ざめた

ミーくん「(ｻｧｰ)」←ダマされた

他月くんに捕まってしまったミーくんは、他月くんの手の中からジタバタと暴れ半泣きになりながら必死に逃げようとしていた

他月「(うわ、ほんとに柔らかいな)」

ミーくん「(ﾃｼﾃｼｯ)」

むにむにと触る他月くんにミーくんはてしてしっと叩くミーくん、しかし一向に離してはもらえない

他月「(一体、中身は何なんだ？)」

そんな事をしているとモンブランを詰め終わったのか空くんが帰ってきた

空「ありがとう他月、ミーくんと遊んでくれてたんだ？

ってあれ？Aは？」

そう言って視線をめぐらす空くんと目が合う

他月「あぁ、Aならそこで紐に括ってある…

中々包帯の切れ目がみつからなくて」

『へ、ヘルプミー空くん!』

空「何してんのお前!!」

ﾊﾞｼﾝｯ

空くんが他月くんの頭を叩き、その間にミーくんは全力で逃げ出した

とりあえず紐解いて!!(泣)