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俺の言葉にAさんは小さくそっか、とだけ言った。



でもすぐに俺を真っ直ぐに見て、楽しそうに彼女は声を上げて笑った。




『めっちゃ焦ったもん!昨日家帰ったらなくって落としたまんまだったらどうしよう!って思って。ねぇどうだった?』



まじで拾ってくれてありがとね!、と言って俺の背中をばしばしと叩いた。




痛い。




どうだった、って言われても。




京「...Aさんは死ぬの?」



俺の言葉に一瞬、きょとんとだけでしてから彼女はんー、と考え込むように上を向いた。



『...うん。もうすぐ。』




京「.......そっか。」




なんとか絞り出した声は微かに上ずってしまったがAさんは気にしていない。




『え!そっかって!止めてくんないの!?』



京「...止めてほしいの?」



Aさんは止めてほしいなんて絶対思ってないだろう。




おちゃらけたように言う彼女は俺の言葉にへらりと笑った。



『確かに、止めてほしくはないかも。...ねぇ赤葦くん。』





にぃ、と彼女は少しイタズラっぽく笑って桃色の封筒を太陽に照らした。





『これ読んだので、赤葦くんは有罪です。』



京「...うん。」




そこは否定できない。




夏の香りがする風が吹いて彼女のスカートを揺らす。





そこで彼女は再び、爆弾を投げ込んできた。





『だったら死ぬまで私に付き合って。』



京「...え?」

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設定タグ:ハイキュー!! , 赤葦京治   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:兎月うさぎ | 作成日時:2021年2月19日 22時

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