被写体は貴方 meloyan (ページ3)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:11,249 hit

3 ページ3

メロやんが来る日がはっきり決まったら、弟者さんが連絡をくれると言った。
「あぁ、でも私来月の頭は日本にいないから」
お『えっ？仕事？』
「オーストラリアに行くんですわ、仕事で。」
来月の頭から１週間、旅行雑誌の依頼でオーストラリアに行くことになっている。
お『気を付けてね。』
「バイクは乗らないよ。」
お『バイクじゃなくても、色々危ないだろ。』
「コーディネーターさんいるし、大丈夫だよ。」
お『それでも。』
弟『海外まで過保護だね。Aちゃんが都内にいない限りおついちさんは心配するね。』
お『都内でも心配する。』
また、私を抱き締めた。

「お土産考えといてと兄者さんに言っといて。」
私は、お兄と弟者さんにそう伝えながら家を後にした。

都内の空を見ながら、秋田の空を思い出した。
「綺麗だったな。」
メロ…ンパンさんにもお土産を買ってこようと心に決め、車に乗った。

あれから、何かと慌ただしくアイドルの写真集の撮影や鉄道雑誌の撮影などをした。
鉄道雑誌の撮影は撮り鉄さんに混ざり、色々聞きながら初めてだった。撮り鉄さん達の熱のいれようが凄かった。
私は明日からオーストラリア。荷物の準備も万端と思いながらカメラの最終チェックをしていた時携帯にメッセージが入った。

お[荷物ちゃんといれた？忘れ物ない？気を付けてね！帰ってきたらすぐ連絡してね！]
お兄あなたは、私のおかんですか？
[大丈夫だよ。すぐ連絡するよ。]

兄[土産は、酒と甘いものを求む。気を付けて行ってこい。]
兄者さん、今回はお土産がアバウトで困ります。
[私のセンスにお任せください。]

弟[明日から気を付けて。あと、メロやんはお土産何でもいいって、まぁ彼お酒は飲むよ。]
弟者さんにメロやんさんにお土産を聞いてもらっていた。
[分かりました。]
弟[あと、メロやん来るのAちゃんが帰ってきた二日後になっちゃったから、帰ってきたら連絡ちょうだい。いってらっしゃい。]
[はい。いってきます。]

３人各々に返信をした。ほぼ同時にメッセージが来たので仲良いなと思いながら、カメラのチェックを再開した。