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龍「面白かったね〜あれ、元気ない?」








「いや、長時間座るのが久しぶりでちょっと」






龍「そこでひと休みしよっか」






「はい、」







少し沈黙が続き龍さんと目が合う








「あっ、あの!」






龍「ん、なに?」





「恋バナしませんか!」






龍さんのタイプのことが気になって変なことを口走ってしまう







龍「ははっ急に話したから何かと思ったら恋バナか〜」

  「いいよ、しよっか」

  「じゃあ、Aちゃんのタイプから教えて」







どうしよう、恋バナとか好きな人とするもんじゃないよね、、、






ここで明らかに龍さんぽい見た目の人を言うべきなのか、それとも違う人?





「えっと、黒髪センター分けで私話すの苦手だからよく話してくれる人が好きです、かね」







後者の方がいいと思ったから誰かを思い浮かべようとしたけど男の人と話す機会ないしと






思っていたら出てきたのが元太くんだった






龍「そう、なんだ、いいね!」






一瞬固まったのは明らかに元太くんの特徴だったから?それとも…いや違うか。




「逆に龍さんのタイプはどんな感じの人なんですか?」







龍「うーん、」

「ふふ、次会ったときに教えるよ」





そう言って交わされた 話の逸らし方もスマートで大人だなぁ






龍「でも唯一言えるのは頼られたら嬉しい、かも」

「だから何かあったら遠慮せずに言ってよ」





優しそうな愛しそうな目を向けられると勘違いしそうになる







元はといえばそんなに堂々と言えるような出会い方をしてない私なんて






特別な感情を抱いてくれてなくてもこうやって会ってくれるだけで十分だ

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作者名:ぴすたちお | 作成日時:2022年3月8日 21時

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