22 ページ22
約束をした日から毎日のように報告のような電話をして
あっという間に約束の22日
どこに行くのか迷った結果2人が共通で好きなアニメの映画を観ることになった
待ち合わせの場所まで行くとスマホを触っているギンガムチェックのコートを着ている人がいた
一目で龍さんだと分かると声をかけるのを迷って電話をかける
「もしもし龍さん?」
龍「Aちゃん迷っちゃった?」
「いや、実は近くにいるんですけどどう声かけたらいいか分からなくて」
そう言うと龍さんらしき男の人はバッと顔を勢いよくあげて笑顔を向けてくれた
龍「Aちゃん久しぶり」
1ヶ月経った龍さんは前よりも髪が明るめになっていてミルクティーみたいな髪色だった
「かっこいい、」
思わず声が漏れてしまった
龍「あはは、ありがとう
Aちゃんもそのワンピースかわいいね」
付き合ったばかりのカップルがお互いを褒めているみたいでなんだか照れくさい
「これは、実はりさに選んでもらって…
龍さんの隣歩くって考えると釣り合うような服私持ってなかったから」
龍「ってことは俺のために買ってくれた服ってこと?
それめっちゃうれしいね」
私には甘すぎるこのワンピースよりもさらに甘い言葉をもらって
"かわいい"という言葉が特別に聞こえるくらい気になる人の域を超えている気がする
115人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴすたちお | 作成日時:2022年3月8日 21時