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龍也side


元「ねー、しめが好きって言ってた人Aちゃんでしょ?」





元太が茶化すように聞いてくる




「まあ、そうだけど」






元「やっぱり!しめの顔すごい緩んでたし
ねぇどこが好きなの?もっと教えてよ〜!」




テンションの高い元太、そう言われても会ったの今日が初めてなんだけどな





「うーん、年下なのにしっかりしてるし癒やされるんだよね
話し方がすごい落ち着いてて、でも好きなアニメの話になると饒舌に
なってちゃんと大学生なんだなーって思うんだ」





元「めっちゃ好きじゃん!なにそれ、めっちゃドキドキする!」






Aちゃんのこと好きだと思う、けどアイドルという職業だからプライベートなことは







軽々しく言えないし、こんな身元があんまり分からない人Aちゃんは好きにならないだろう








「けど、Aちゃんは俺のこと好きじゃないと思うよ、」





元「え、なんで?
もしかしてアイドルってこと伝えてないの?」







「うん、怖くて言い出せなくて」






元「そっかー、でもAちゃんなら大丈夫じゃない?
今日初めて会ったからほぼ直感なんだけどしめのこと大切に思っててくれそうだし
それが恋心なのかはわからないけど、好意は持ってくれてそうだったよ」







電話をくれるから嫌われてはないんだろうけどアイドルってことを伝えるのが少し怖い








はじめは情報を流されたり、アイドルと繋がったっていう言いふらされたりされるのが









怖かったけど今はアイドルと言うと一切の連絡を絶たれそうなのが恐怖になっている





きっとAちゃんのことだから気にして電話もかけてくれなくなりそう






それが嫌でどうしても言いだすことができなかった





「ありがと、元太」







ふざけているようでいつも的確なアドバイスをくれる元太に話してよかった

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作者名:ぴすたちお | 作成日時:2022年3月8日 21時

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