Q.教えてください､歩む道を (ページ44)

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A.ーページ44

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時間も時間だったので､ほとんどが寝ており､リビングにはお風呂上がりの槻1人だけがリビングにいた

「ただいま､遅なってごめんな？」
「西畑さん､大橋さんもお帰りなさい｡大丈夫ですよ｡
他の皆さんは明日早いらしく､もう寝ました｡お風呂空いてますし､先に入ってきますか？」

「おん､そうしよっかな！大ちゃんどうする？」
「...ちょっとお腹すいたから先入ってええよ｡」
「はーい！じゃあ先もらうわ｡」

仕事に持っていた鞄からそっと台本を取り出す｡いつもの席に座って今日の反省をしているのか､眉間にシワがよっている

コトンっと置かれた食器の音が響いて､無音が続く
槻もいつの間にか自室に戻っており､リビングに残ったのはお風呂から上がった大橋とご飯を食べている西畑だけ

「大ちゃん､先に寝るわ｡お風呂､上がりました～｡」
「お､はーい！おやすみ､また明日｡」

西畑がお風呂をあがって眠りにつけば､今日が終わる

これが新しい普通｡新しい日常だ
静かだった家は明るくなり､音がほとんど聞こえない家が音で溢れかえるようになった

槻も少しずつなにわ男子と打ち解けてきて､話も弾むように｡その変化に少し嬉しくなる

だが､その普通も壊れてしまうまであと......