A.ー ページ5
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「その話､受けさせてくれませんか？」
大橋の言葉に大倉は､長尾に負けないぐらい明るくさせた
「え！？ええの？」
「あっ､僕はいいよってだけで他のメンバーがどうかはわからんけど...」
申し訳なさそうにチラッとメンバーを見ると藤原は呆れたように笑って､大橋のことを見ていた
「リーダーが言うんなら俺はそれに従いますよ､なぁ？大吾｡」
「ぇ､あ...あぁ､そやな！家族と離れるんは寂しいけど､なにわ男子の皆とも仲良うなれるかもしれへんし！」
なにわ男子の中でも年上の3人が答えたことにより､残り4人も緊張がほぐれたのか手をあげて自分達も大丈夫だと伝える
大倉はその返答に安心したのか､ホッと肩を撫で下ろした
「ごめんなぁ？急に頼んだんに受けてくれてありがとう｡
高校とかについて心配せんでええからな！家族への説明も俺から頼んだんやし､俺がやるわ！」
「え！？ええんすか？」
「おう！任せとき！！」
さすがに嘘だろうと思っていると､本当に家族への説明しに､大倉が家に来た｡最初は皆戸惑っていたが､大倉の真面目な姿勢にルームシェアを許してくれた
ルームシェアが決まって､荷物をまとめたら引っ越し業者にも電話をしてくれたらしく､元からYesと言わせる気満々だったのではないかと疑うほど､とんとん拍子でことが進んでいく
そして現在
大倉から教えてもらった住所にマネージャーと一緒に向かえば､そこにはセレブしか住まないだろうと思うほど大きな家があった
大倉から一人暮らしということを聞いて､なにわ男子全員住めるのかと心配していたのがバカみたいだ｡大倉がずっと大丈夫､と言ってたのは､この家だと知っていたからなのだろうと納得する
この際､話しといてくれという不満は水に流すことにした
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作者名：雨水 | 作成日時：2023年3月27日 20時
