A.大西 流星 ページ34
.
いきなり始まったなにわ男子の皆と憐さんとのルームシェア｡
最初はうまくいくか心配やったけど､結構うまくいってて楽しい｡メンバーの意外な一面も見れるし！ただ､1つの疑問点を除いて...やけど｡
その疑問点なんやけど､どこ行っても憐さんと会わへん｡
テレビ局とかならまだわからんでもないけど､関ジュの練習とかで会わへんのはちょっと怪しい｡たまに会わんやなくて､絶対会えんの｡
関ジュってあまり別Jr.と練習場が離れることないし､コントするから“絶対”会えへんのはちょっと怖いんよ｡
大倉くんが嘘ついたとは思えへんし､聞いてみたい｡だからといってあまり顔合わせてから時間経ってないのに率直に聞いてもええんかな？もしほんまに嘘やったらどないすればええかわからんし......｡
あーー！無理！頭パンクしそう！
「どしたんすか､流星くん｡」
「あ､恭平...」
ソファで項垂れてると､近くにいた恭平が不思議そうに聞いてきた｡
このこと､恭平に聞いてもええんやろか？
人見知りな恭平はこれ聞いて､憐さんとの距離あかんかな？でも楽屋に今おるん恭平だけやし､心配して声かけてくれたのに『なんでもない』はかえってもやもやさせてまうかな？
よし､こういうときこそメンバーやから､真っ正面から向き合って聞いてみるか！
「いやな？練習してる時とか憐さんの姿見えへんなぁって思って...」
「あぁ､確かにどこ行っても見ませんよね｡流星くんがうんうん唸ってたんはそれですか？」
「...へ？あ､あぁ！おん！！そう！せやで｡」
怖かったけど､案外大丈夫やったわ｡やっぱ思いきって聞いてよかった〜！
よかったんやけど､今度は恭平が唸りだした...大丈夫なん？え？やっぱ嫌やったかな？えぇ...どないしよ...｡
「あんな､恭へi」
「流星くん､ごめんなさい｡
やっぱ俺いい案思い浮かびませんでした...無理かもしれへんけど､その事そのまんま槻さんに聞くんはだめっすかね？ほら！俺に今言ったみたいに｡」
...なんやねん！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨水 | 作成日時：2023年3月27日 20時
