気だるげな彼女 【マホト】

#13　お風呂 ページ14

マ「あ、もー8時だ、風呂入らなきゃ」



「私一番がいい」


泊まらせてもらうとはいえ男達の入った後の風呂は少し気が引ける


マ「わかったー」


あ、でも家のシャンプーじゃないのか

バニラの香りの。ドンキで買っとけば良かった

マ「あ、シャンプーはてきとーに使っていいから」


パソコンを開きながらマホトが言う

「はーい」


無いよなーバニラのシャンプー。

お風呂のドアを開いて中を見渡す

そこには見覚えのあるLOGのバニラの香りのシャンプーが。

「嘘!シャンプーあった！」

ご機嫌でお風呂に入った

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「はーさっぱりした」

髪の毛を絞ってからお風呂のドアを開けると、

「やっべ、着替えないんだった」


ここからマホトを呼んでみたが反応はない


仕方ない。バスタオル巻いてくか


白いバスタオルを手に取り銭湯みたいに巻いて廊下に出る

「うー、さっぶ」

お風呂上がりとはいえ、やはりバスタオル一枚だと冷える


少し小走りでリビングに行くと

マホトの後ろ姿が見えた

「あ、マホトー」

リビングに入ると

中には3人ともいたらしく

一斉に振り返る


と同時に3人は驚きの声をもらす


マ「え、」

サ「は、」

相「ちょっ、」

「あー、ごめん驚かせた？

　着替えなかったからさー」

事情を説明すると3人は、すぐに目をそらした

マ「おまっ、とりあえず廊下出ろ！」

「え？」

マホトが私に背を向けたまま言い、

渋々廊下に出る

「?...はーい」


私何かしました？てか、寒いんだけど。

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