僕の生きる道《JW》 (ページ7)

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重「え、うそ！！！ほんまに！？！？」

『その代わり。
もう活動始めたら？』

重「え…？」

『もうしげは大丈夫。
素の自分で日々を過ごしたでしょ？』

重「せやな、」

『もうすぐツアー始まるから、
そこでサプライズで出てくれば？』

重「うん、そうする！！
メンバーにも秘密にする！！！！」

『うん、それでいいかもね。』

重「よっしゃあ、じゃあマネージャーさんに
言ってくる！」

そう言って携帯を持って別の部屋へ行った。

2ヵ月後。

今日はライブツアーの初日。

そう、しげがサプライズ復帰する日。

メンバーのみんなには観覧で来るとだけ
伝えてあるらしい。

最後にはええじゃないかを７人で歌って
終わるみたい。

『おーしげ』

重「よっ」

『体調は？』

重「大丈夫！」

『じゃあ行こっか』

会場へ入ると、既に人が沢山いた。

『わーすげーなー』

10分後くらいに、暗転して、
みんなの悲鳴があがる。

そしてライブが始まった。

なんかみんな浮かない顔してる…

やっぱりしげがいないからかな？

そして数時間後、
ライブも終わりに近づいている時にしげが動いた。

重「じゃあ行ってくるわ」

『うん、頑張ってな！』

元気になれる曲が流れ、

もう終盤。

桐「ここで発表があるみたいで、
僕達まだなんも知らないんですけど、
ちょっと待ってましょ！」

周りのファンがザワつく中、

重「みんなーーーーーーーー！！！！」

と言ってステージにあがるしげ。

ファンのキャーという悲鳴と、

メンバーが驚く姿がよくわかる。

重「戻ってきたよ！」

中「…おかえり！」

みんな泣いている。

こんだけしげは愛されてたんだと感じた。

そしてええじゃないかを歌い始める。

その日はとっても元気に歌っていた。

そして最後の挨拶。

重「帰ってきた、ほんまに急な知らせに
なってもうてごめんな。」

重「元メンバーの夏波Aが
ずっと俺の面倒を見ててくれました。
ほんまに感謝しかないです。
そしてファンの皆さん、帰ってきたよ。
これから絶対絶対みんなのことを
笑わせる！！」

今のしげは…

とてつもなくキラキラしてる。

眩しいけど、目は閉じたくない輝き。

その輝きを僕はずっと見ていたかった。