僕の生きる道《JW》 (ページ2)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:582 hit

２ページ2

あなたside

今日も作詞作曲に没頭する。

かっこいい感じだから
もう少しギターを強くするか…
というように、試行錯誤を繰り返す。

すると、急に鳴り出した携帯。

掛けた人は…
僕がいたグループのマネージャーさん。

『もしもし？』

マ「もしもし！？Aくんいまどこ！？」

『大阪ですけど…』

マ「今重岡くんが倒れたんだ！！！
ホテルとってないからAくんの
東京の方の家借りたいんだけど…」

『…分かりました。
合鍵持ってますよね？』

マ「うん、持ってるよ」

『じゃあそれで大丈夫なんで、
家のものとか自由に使っていいですから。
ひとまず布団僕のしかないんで
仕方ないですけど使ってください』

マ「分かった、ありがとうね、
新曲作ってる時に電話してごめんね…
じゃあ！」

一番聞きたくなかった。
あの時必死になって止めればよかった。

…謝りに行こう。

僕は急いで荷物を準備して、

勢いよく扉を開けて、

東京行きの新幹線に乗るため

駅へ向かった。