僕の生きる道《JW》 (ページ1)

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重岡side

なんか、最近疲れてきた。
仕事の関係で大阪と東京を
行き来する事が多くて…

そんな時、一通のメッセージが来た。

それは…Aから。

A《最近疲れてない？
テレビに出てるしげが疲れてる顔しかしてなくて…
あ、勘違いだったらごめんね！
疲れてたりしてたらそのままにしないで
休みなよ？ここんとこ忙しいんでしょ？
休ませてくれると思うから。》

やっぱAには分かるのか。

あいつには嘘はつけないな。

あなたside

重「こんにちは～重岡大毅です！」

番組に出ているしげの顔を見てふと思う。

疲れてる…？

なんか元気ないし、
いつものだいきゃんスマイルもぎこちないし。

思いきってメッセージを送った。

すると、

しげ《ありがと！
そうかもな、俺も最近疲れてんな～思ってて。
大阪と東京行き来しまくってるからかな？
とりあえず、今は頑張ってみるわ。
まだいけると思うし。》

というメッセージが来た。

…絶対嘘だ。

しげは人に迷惑をかけたくない性格だ。
だから、心配されても
無理矢理笑顔をくっつけて、安心させる。

所詮、僕は気にかける事しかできない。

A《そっか、頑張ってね！》

ここでまた心配しても
大丈夫の一点張りだろうから、
仕方なく応援するだけにした。

重岡side

今日は雑誌の撮影がある。

７人での。

だけど大分調子が悪い。

でも、久々に皆の顔見たいから、

自分自身に嘘をつき、行くことにした。

『おはよ～』

すでに皆集まっていた。

一人でスマホいじってたり、
世間話をしてたり、
二人で動画みて笑ってたり。
皆色々な暇つぶしをしている。

椅子に腰掛けると、吐き気と頭痛がした。

『うっ…』
大丈夫。まだ行ける。
そう自分に言い聞かせる。

でも、もう限界が近づいたようで。

鈍い音がして、
同時にスーッと力が抜けて床に倒れ込む。
自然と目が閉じていく。

…やっぱりだめだったか。