欅坂になる5

暗闇 ページ49

小林Side


ｺﾞﾝｺﾞﾝｺﾞﾝﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻ


今日は台風が来ているため、外は大雨、強風

関西地方など被害もあったようだ


台風ってなるとなんだか心が落ち着かないなぁ


今、20時だから外も真っ暗

停電にならないといいけど



明日の支度をしていると


ﾊﾞﾁﾝ


由:え、


停電で真っ暗になった
やっぱりか〜

懐中電灯どこだっけなぁ

ｺﾝｺﾝ

寮:一旦共有スペースに集まって

由:は〜い


よし、あった

部屋を出ようとした時、思い出した

急いで部屋を出て、2つ隣の部屋へ


ｶﾞﾁｬ

どこ、あ、


由:遥希！

あ:由依ちゃ〜ん


ベッドの上で布団をかぶっていた遥希は抱きついてきた

遥希、真っ暗が苦手だから絶対怖がってるだろうと思って


あ:ｸﾞｽｯ

由:大丈夫よ、私ここにいるから、ね？

あ:怖かった〜ｸﾞｽｯ

由:大丈夫、みんないるから行こっﾖｼﾖｼ

あ:うん。ｸﾞｽｯ



共有スペースに行くともうみんないた


菅:あ、来た

茜:どうちたの〜遥希、怖かったの？

あ:ｺｸﾘ

茜:しょうかしょうか〜

虹:あかねん遥希をバカにしすぎw

欅:www

織:てちは？

茜:あ〜さっき確認しに行ったけどもう寝てたw

冬:ならいいね


ﾊﾟﾁｯ


由:あ、電気ついた

瑞:よかった〜

寮:じゃあ、それぞれ部屋戻っていいよ、しっかり休みなね〜

欅:はい、おやすみなさい

寮:おやすみ〜



遥希と理佐と部屋へ戻る


理:遥希怖かった？

あ:うん

理:可愛いなぁwこれから停電したら毎回遥希の部屋寄らなきゃじゃんw

あ:絶対来てね、

理:え〜置いてこw

あ:ね〜え〜

理:www

由:もぅ、ホント可愛いw

理:じゃあ、おやすみ

由:おやすみ〜

あ:由依ちゃん


遥希が突然止まった

なんか言ってるんだけど聞き取れない


由:ん？

あ:怖いから...由依ちゃんの部屋で..寝たい.

由:いいよ(^^)

あ:ホント？

由:うん


すっごい笑顔になる遥希

遥希にだめなんて言うわけないじゃん
なんなら、大歓迎だよ


部屋について支度を済ませる

あ:ふぁ〜

由:遥希、寝る？

あ:由依ちゃんが支度終わるの待ってる、それまで寝ない

由:終わったよ、寝よ？

あ:うん



ベッドに2人で入る

遥希と2人で1つのベッドに寝るのは初めて



あ:おやすみ


そう言うと遥希は私の胸に顔を埋めて、私に抱きつくようにして寝た

遥希の温もりが伝わってあったかい


なんだかこの光景が照れくさくて私の耳が赤くなる

これ、見られたら恥ずかしw



いつも以上にぐっすり寝れた

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