欅坂になる5

想い ページ40

私達にとって２回目となる全国ツアー


今年のツアーも今日の公演で幕を閉じる

いろいろあったなぁ、今年も。



メイクを済ませ、楽屋に戻って自分の席へ


菅:遥希〜

あ:どうしたの、珍しい

菅:いいじゃんたまには〜

あ:可愛い可愛いw


織:私も〜遥希〜

あ:お帰りください

織:なんでよ〜wもぅ、ゆいぽんのとこ行くからいいもん！



織:ゆいぽ「来ないで、遥希のとこ行くから」え、、、。


由:遥希〜

あ:なぁに〜由依ちゃん


織:なんで私はダメなんすか、、w



楽屋ではこんな感じで過ごした


最終公演の幕があがる



披露してる時、あの会場ではこんな事あったなと思い出したり、私のタオルを持ってくれてる人がいて、私って幸せ者だなって思ったり、、


このまま、時が止まればいいのに。
みんなとずっと一緒にいられたらいいのに。
いや、いつまでも何があってもずっと一緒にいる！


最後まで無事に終われますように。



【ガラスを割れ！】を披露



ん？あれ？今見えたのは気の、、せい？


友梨奈、落ちた？


何が起こったのか判断できない、、
みんなもそんな感じじゃないかな？



裏にはけたとき、スタッフさんが私達に向かって伝える


「平手がステージから落下しました。今病院に行っています。平手の場所は空けて、予定通り行ってください。」



大丈夫かな、、



最後に友梨奈は戻ってきた

打撲で済んで良かったよ、、



W-KEYAKIZAKAの詩を歌ってるとき、スタッフさんからモニターを見るよう合図された


そこには、今までの私達の活動のスライドショー、スタッフさん達からのメッセージ、、、


泣くつもりはない、でも自然に目に涙が溜まるんだ


横を見たら、みんな泣いていた

私達ってホントに良い方達に囲まれてるんだなぁ、



ファンの方の前で涙を見せたくないという私の謎の意地によって、なんとかこらえれた

だけど、それはその後すぐに、、、



菅:ありがとうございました〜！

欅:ありがとうございました〜！



みんなで深くお辞儀をした
その時隣にいた友梨奈がこう私に呟いたんだ


平:遥希、いつも支えてくれてありがとう。大好きだよ。


と。

ずっとこらえてた物が一気に溢れ出した
もぅ、友梨奈のバカ


不意打ちに言うのやめてって、

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