【SVT】key. (ページ42)

今日:104 hit、昨日:346 hit、合計:251,901 hit

42 ページ42

楽しかった時間はあっという間だった。

仕事もあるからって解散して私は1人で
自宅へと戻る。

…はずだったんだけど

JS「今日は一緒がいい」

「…大丈夫なの？」

ジスもついてきて今は私の家にいる。

JS「大丈夫(笑)見てみて」

「ん？」

JS「さっきのキスの写真、撮られてた」

「え！ちょっと！」

JS「大丈夫、Aの顔見えないし」

「そうじゃないって！恥ずかしい…」

JS「本当、照れ屋さんだなぁ(笑)」

…なんでこんなにも余裕なんだろうか。
歳上だからなのかな…

「ジスって焦ったりしないよね…
さっきから何事にも大丈夫って言うし…」

JS「そう？」

ちょっと悔しくて

「シュアオッパ…」

ちょっとした悪戯のつもり。だったんだけど…

JS「…あのさ、そう言うことしちゃダメ」

気付いたら私の視界は遮られて
代わりにジスの香りに包まれていた。

「…だってジスばっかり余裕で…」

JS「余裕あるように見えた？」

「見えた…」

JS「これでも？」

そう言うと耳当ててって言うから
徐に心臓に耳を当てると

「すごい早いじゃん！」

JS「顔見ちゃダメ(笑)」

「なんで！(笑)」

JS「恥ずかしいのは俺もだからね？
それに余裕があると思ってるのはAだけ」

ジスはゆっくりと私を抱き寄せると

JS「あんまりくっついてるとさ」

「ん？」

JS「我慢できなくなるからさ」

良いよって言おうと思ったけど
ジスは離れて立ち上がったから
咄嗟に手を掴んだ。

JS「…もう」

「いいよ…ジスなら」

JS「…A」