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「ありがとうございました」
やっぱり直ぐには仕事ってわけにもいかないか…
日本関係のお店を何軒か回ったけど
中々上手くはいかなかった。
「そろそろ帰らなきゃ」
辺りはすっかり暗くなっていて
寒さが増していた。
「んー…寒い…」
足早にマンションへと向かって
エントランスを潜るとエレベーター待ちをしている
団体様。
あー、タイミングが悪いのか良いのか…
私はエレベーターよりも手前を曲がるから
気付かれないだろうし、声をかけたい気持ちを
我慢して…
JS「あっ」
「…こんばんわ」
MG「ヒョン」
JS「スンチョラ、良いかな？」
SC「遅くなるなよ」
JS「ok」
何か話してるし、こっちにを見ながらだから
離れたら失礼かなと足を動かせないでいた。
JS「Aちゃん、ちょっといいかな？」
「はい…」
彼はそのまま私の家に向かって歩き出した。
どうすれば良いのかな。
玄関前で止まった彼をみて
このままここに居るのも駄目だろうと
慌てて鍵を出して
「あれ、開かない…」
さっきは閉められたのに…なんで開かないの？！
JS「貸して？」
後ろから不意に彼の手が重なって
一度刺さった鍵が外され、もう一つの鍵で開いた。
JS「図々しいんだけど良いかな？」
「どうぞ…」
JS「ありがとう」
玄関の中へと案内して扉がしまると
被っていた帽子とサングラスを外した彼は
本当に格好良くて。
非現実的な時間にさえ感じた。
「あの、何もないんですけど…」
JS「大丈夫。ありがとう」
急いでクッションを出すとストンと座った…
「あの…お名前…」
JS「あ、そうだね。ちゃんと言ってなかった」
「あ、えっと…知ってます」
そう言ってキーリングを見せると
JS「ふふっ、ジスが良いな」
「えっと…ジス…さん」
JS「良いよ、呼び捨てで」
「それは！」
JS「はは(笑)じゃあ徐々にってことで。ね？」
「はい…」
その後、無言になってしまって
どしようかと思ってたら…
お腹が鳴った…私の。
JS「お腹すいたの？」
「ごめんなさい…何も食べてなくて…」
JS「え？じゃあ、何か食べる？」
そういうと、どこかに電話し始めた。
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Chii。(プロフ) - ひなさん» コメントかなり前にいただいていたのにすみませんでした。大好きと言っていただけて嬉しい限りです！これからもご愛読頂けたら幸いです。本当にありがとうございます。 (5月9日 21時) (
レス) id: fc4ba5df33 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この作品大好きです (1月15日 3時) (レス) @page49 id: a9806193c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chii。
| 作成日時：2022年1月25日 0時
