【SVT】key. (ページ38)

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JH「ウォヌヤ」

WN「どうしたの？」

JH「多分もうすぐ来るから待っててもらえる？」

WN「Aのこと？」

JH「宜しく」

そう言われて一応帽子を被って玄関前で
待つことにした。

目的の人はすぐに来て部屋に入れたら
俺は6階に行く。皆、6階に居るから。

すぐに俺に気付いてくれたことが
少し嬉しくて、つい

WN「あのさ？」

「ん？」

WN「…幸せになってほしいし
幸せにしてあげてね、ヒョンのこと」

「え？あの、それって…」

WN「…楽しんで、もうすぐヒョン来るから」

玄関を開けてくれて中で待っててってと促した。

中には誰もいない。

「みんなは？」

WN「下にいるけど、ヒョンはここに来るから
待っててあげて？」

このまま俺も一緒に待ってても良かったんだけど
それをしてしまうと俺の気持ちは抑えられなくなる。

だから

WN「また後で」

「ウォヌ！」

WN「…ん？」

「ありがとう」

WN「…いいえ」

頭を撫でようとした時、首元に光る物が目に入って
手を引っ込めた。

そのままゆっくりと扉を閉めて背中に感じる。

WN「…いきなり呼び捨てとか」

ずっとウォヌくんだったじゃん。

帽子を目深めに被って歩き出したら

MH「お疲れ様」

WN「…お疲れ」

MH「行こ」

WN「うん」

このまま長居するとシュアヒョンとバッティングする。

エレベーターが下がろうとしてるから
もしかしたらと急いで乗り込み6階で降りる。

MH「…辛い？」

WN「大丈夫。Aにはヒョンがお似合い」

MH「…そっか」

6階に戻ると皆が飾り付けやら何やら
楽しんで準備をしていた。

HS「あっ、ウォヌ！ミョンホ！
見てみて！」

皆んなが笑顔で準備してるのをみたら
俺ばっかり沈んでられない。

WZ「良く我慢したね」

WN「知ってたの？」

WZ「まぁね」

WN「…怖い」

WZ「ははっ(笑)」