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04. ページ34
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雅紀「それってさー、やることだけやってもってこと？」
A「はい。ご満足頂けないのであれば。」
雅紀「俺、なかなか満足しないよ(笑)」
A「それは困りましたね。」
まるで困ってない顔で彼女はそんなことを言う
何だか彼女と話していると
ちゃんと話してる相手は俺なのに
別の場所にでも存在してるような
そんな気になる
雅紀「柳田さんはいいの？それで。」
A「はい。それがわたしの仕事ですから。」
雅紀「仕事だからって……。」
やっぱり、にっこりと彼女は微笑む
どこから見てもそれは綺麗に思えるけど
人形みたいに心がないようにも思えた
.
.
雅紀「じゃ、これで。」
必要最小限の個人情報を記入して
契約書の作成は終わった
A「ご都合のよろしい時にでもご連絡ください。水曜と土曜以外はいつでも、お付き合いいたしますから。」
雅紀「いつでも……って、深夜でも？」
A「はい。出来る限りは。」
雅紀「柳田さんが……彼氏といるときでも？」
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彼女は一瞬だけ戸惑うような顔を見せて
A「そんな人はいませんので、ご心配なさらずに。」
そう言って、また綺麗な笑顔を浮かべた
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作者名：四葉（よつば）
作成日時：2014年5月3日 16時
