８１話# 豪炎寺先生の意向 ページ8
#豪炎寺宅#
夕香を家まで送り届けると、玄関からのぞいたのは福さんではなかった。
息子とそっくりの目つき。
夕香「あ！お父さん、ただいまー！」
A「豪炎寺先生！仕事早く終わったの？」
勝也「ああ」
ドアを開けて夕香を通すと、彼は入れと無言で促した。
A「お邪魔します」
マコにも頭を下げさせて、あたしは家に上がった。
勝也「お前達、帰ってきたら全員手洗いうがいだ。終わったら、夕香、マコちゃんと遊んでいなさい。如月はちょっと来い」
夕香「はーい」
A「はい」
何だろう。
先生の後について先生の部屋へ入る。
殺風景というより、もはや薄暗いその部屋には、机とベッドとたんすしかない訳で。
机の椅子に腰を下ろしながら、先生は１つため息をついた。
勝也「...試合はどうだったんだ」
A「え」
勝也「修也のことだ」
A「いい試合だったよ。修也は新しい技で点を決めて、イナズマジャパンを勝利に導いた」
勝也「そうか...」
A「先生...」
勝也「何だ」
A「...本当に、サッカー辞めさせる気？」
勝也「当たり前だ。一刻も早く辞めさせてドイツへ行かせる」
A「でも世界大会は」
勝也「そんなもの関係ないだろう」
A「でも、せっかく代表に選ばれたのに、そんなの酷すぎる」
勝也「これは私が決めたことだ。豪炎寺家のことによそ者の意見はいらない」
そんな...
A「じゃあ、どうして...あたしに今日の試合のことなんて聞いてきたの」
勝也「...私は今まで何度も説得しようとした。だが、言ってもあいつは聞かないんだ」
A「まさか...あたしに説得しろと？」
勝也「如月が修也と仲がいいのは承知している。だからこそ、お前から何か言えば聞き入れると思ってな」
つまりそれは...
修也に、サッカーを辞めろと説得するってこと。
修也のサッカーをする姿を何度も見ているあたしが、彼にサッカーを辞めろって言うの？
頭の整理が追いつかない。
勝也「分かったな。分かったならもう帰りなさい」
A「...」
言葉を失ったあたしはそのまま部屋を出て、マコを連れて家路へとついた。
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ななっち(プロフ) - かなさん» わーーとても嬉しいです！！長い間ありがとうございます！！もっと面白く書けるように頑張ります！＾＾ (2017年8月20日 15時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - ななっちさんの作品、昔から読んでいています！また復活してくれてとても嬉しいです！私も作品書いているのですが、ななっちさんみたくなれるようにがんばりたいです！応援してます！ (2017年8月20日 10時) (レス) id: e5a68393f3 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» いえいえーまた読みに行くね♪ (2017年8月20日 0時) (レス) id: b79a46e22d (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ☆(プロフ) - ありがとう!!ちょっと自信が持てた笑 ななちゃんがそう言ってくれて嬉しい!頑張るね(*´ω`*)ほんとありがとう！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 363c42bf1d (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» 改善した方がいいとかは思わなかったよ〜色んな作者さんそれぞれの個性がある方がすきだし！なんか全体的にギャグっぽい所がすごく面白くて好き！あたしはギャグ得意じゃないから逆にすごいって思ったよ〜！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年8月11日 15時
