１０１話# 話にならないリカ ページ28
そこには、コートの縁から円堂のことをジッと見ている冬花の姿。
リカ「キターーーーー！！！！あの目、あの顔、間違いないっ！愛や！ラブや！獲物や！！！」
塔子「ああもう」
リカは飛んでいって冬花の両手を掴む。
リカ「切ないなぁ？苦しいなぁ？その気持ち分かる！分かりすぎる！！」
冬花「え、あの」
リカ「何も言わんでええ！守くんのことやろ？恋愛の達人のウチが相談に乗ったる！泥舟に乗ったつもりで話してみ！」
塔子「いや、それって大船だから」
冬花「あの、守くんが変なんです。声をかけても返事がなくて...」
塔子「うーん。たぶん必殺技だな」
冬花「必殺技？」
塔子「ああ、あれなら心配ないよ！ほっとけば円堂...ああ！何すんだよ！！」
突然リカが塔子を引っ張った。
リカ「ほっといて自分で解決するならおもろないやん？それより２人を急接近させた方が！」
塔子「はぁ？」
そしてリカは再び冬花を振り向く。
リカ「ほっといたらあかんで！あんな悩んだ顔見た事ない！重症や！」
冬花「え！どうすれば...」
リカ「しゃあない！特別やで！あんただけにええこと教えたる！円堂の力になる方法や！」
冬花「(コク)」
リカ「ついてき！」
リカは塔子と冬花を連れて合宿所の中へと消えていった。
グラウンドには円堂ちゃんと、お弁当を配り終わった乃々美さんだけが残る。
A「乃々美さん、あの」
乃々美「ほら、彼、あっち行ったわよ。早く渡してきなさい！私は先に帰ってるから、ね♪」
A「はぁ...」
さっさと退散して行った乃々美さんをしばし見送り、あたしは校舎の方へと近づいていった。
修也は、入り口前の外階段に座ってお弁当を食べている。
...まるで、あたしが来るのが分かっていたかのように。
修也の前に立つと、彼はすぐに気付いてくれた。
修也「A、弁当ありがとうな」
A「ううん、これぐらい平気。おいしい？」
修也「ああ、うまい」
A「乃々美さんすごいんだよ。手際が綺麗で、４つも５つものフライパンをいっぺんに見るの」
修也「料理が好きなんだな。あ、虎の屋の調子はどうだ？」
A「順調、何も問題ないよ」
修也「悪いな、お前に負担かけてしまって」
A「マコも修也の家にずっといられて喜んでるし、お互い様だよ」
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ななっち(プロフ) - かなさん» わーーとても嬉しいです！！長い間ありがとうございます！！もっと面白く書けるように頑張ります！＾＾ (2017年8月20日 15時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - ななっちさんの作品、昔から読んでいています！また復活してくれてとても嬉しいです！私も作品書いているのですが、ななっちさんみたくなれるようにがんばりたいです！応援してます！ (2017年8月20日 10時) (レス) id: e5a68393f3 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» いえいえーまた読みに行くね♪ (2017年8月20日 0時) (レス) id: b79a46e22d (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ☆(プロフ) - ありがとう!!ちょっと自信が持てた笑 ななちゃんがそう言ってくれて嬉しい!頑張るね(*´ω`*)ほんとありがとう！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 363c42bf1d (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» 改善した方がいいとかは思わなかったよ〜色んな作者さんそれぞれの個性がある方がすきだし！なんか全体的にギャグっぽい所がすごく面白くて好き！あたしはギャグ得意じゃないから逆にすごいって思ったよ〜！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年8月11日 15時
