９８話# 昔の豪炎寺家 ページ25
#豪炎寺宅#
虎の屋の手伝いを終えて帰宅すると、案の定先生はまだ帰っていなかった。
福さんが出迎えて、リビングまで通してくれる。
福さん「お帰りなさい。お茶を入れたのでどうぞ」
A「ありがとうございます。あれ、マコと夕香は...」
福さん「何だか今日は疲れてしまったみたいで、先にお風呂に入って寝てしまいましたよ」
A「あ、そうですか」
スコーン作りと後片付けで疲れたんだろうな。
福さん「夕香ちゃんは普段、疲れると早くお風呂に入って寝てしまうんですよ。今日はマコちゃんもつられて一緒に」
A「なるほど」
福さん「昔の修也さんも、夕香ちゃんと同じでよく早寝してました...」
しんみりした顔をした福さんを見つめる。
昔の修也...
A「それって...サッカーが終わって疲れてすぐ寝ちゃうってことですか？」
福さん「ええ。修也さんが幼い頃、まだ奥様がいらっしゃって、よく旦那様と一緒に試合の応援に行ってたんです。最も、奥様と旦那様が休日の時に限られてましたけどね」
A「豪炎寺先生が、応援に！？」
福さん「ええ。私も当時から家政婦をやってましたけど、旦那様はよく修也さんのことを自慢していました。今日も点を決めた、才能がある、他の子より上手い、だとか」
へーえ。今の豪炎寺先生からは、考えられない。
福さん「奥様がお亡くなりになってから、旦那様は変わってしまいました。修也様の応援など一切行かなくなり、サッカーに対しての想いも消えてしまって」
A「それで、修也に医者になれと言うようになったんですね」
福さん「よっぽどショックだったんですよ、奥様のこと」
A「...」
先生の言葉を思い出す。
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勝也「世界には１人でも多く医者がいなくてはならない。修也は私の息子だ。私は修也を医者に育て上げることで、世界に貢献する義務がある」
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修也にサッカーを辞めてほしくないという気持ちは揺るがない。
でもあたしは、豪炎寺先生のその決意に対しても、否定できないんだ。
家庭の中で対立した二人の想い。
あたしは未だに、どう対処すればいいのか分からないでいる。
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ななっち(プロフ) - かなさん» わーーとても嬉しいです！！長い間ありがとうございます！！もっと面白く書けるように頑張ります！＾＾ (2017年8月20日 15時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - ななっちさんの作品、昔から読んでいています！また復活してくれてとても嬉しいです！私も作品書いているのですが、ななっちさんみたくなれるようにがんばりたいです！応援してます！ (2017年8月20日 10時) (レス) id: e5a68393f3 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» いえいえーまた読みに行くね♪ (2017年8月20日 0時) (レス) id: b79a46e22d (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ☆(プロフ) - ありがとう!!ちょっと自信が持てた笑 ななちゃんがそう言ってくれて嬉しい!頑張るね(*´ω`*)ほんとありがとう！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 363c42bf1d (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» 改善した方がいいとかは思わなかったよ〜色んな作者さんそれぞれの個性がある方がすきだし！なんか全体的にギャグっぽい所がすごく面白くて好き！あたしはギャグ得意じゃないから逆にすごいって思ったよ〜！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年8月11日 15時
