９５話# お菓子を持った不法侵入者 ページ22
#雷門中・合宿所#
バスケットのカゴにナプキンを敷き、その上に焼きあがったスコーンを綺麗につめ、蓋を閉じて、あたしは出かけていった。
マコと夕香は、福さんが来てから一緒に留守番。
合宿所の扉を開けると、騒がしい声がしてきた。
みんな今昼食後の休憩中なんだ。
靴を脱いでいた、その時。
「不法侵入者だ」
聞き覚えのある感じの悪い声に顔を上げ、あたしはその男を睨みつける。
A「ああ？何だと？」
鬼道「関係者じゃない者が入ってきたんだ。不法侵入だろ」
A「人が親切に差し入れ持ってきてやったってのに何だあんたは！」
鬼道「頼んだ覚えはないがな」
A「何だし、せっかく応援に来てやったのに」
鬼道「お前なんかの応援がなくても俺達は勝てるんでね」
A「あーそうですか決勝進出おめでとうございますー」
鬼道「何故だろう。ちっとも嬉しくない」
A「そりゃそうだ、だって昨日の試合、鬼道クンの見せ場なんてなかったもんね〜！ヒーローは虎丸」
鬼道「笑わせるな。お前は試合に出ていない、いやむしろチームにすら存在していないじゃないか」
A「っ」
バスケットを高く持ち上げて蓋を開ける。
A「喰らえ！スコーンまみれになりやがれっ！」
修也「A。何やってるんだ...いったい」
A「うわ修也！ビックリした」
鬼道の後ろに突然修也がやって来た。
修也「まさかそれを投げつけようとした訳じゃあるまいな」
A「まーさか！おいしいおやつですー！食後にどうぞ」
鬼道「フン、いらんな」
修也「これ、全部お前が作ったのか？」
A「ううん、あたしだけじゃなくて夕香も、あと」
修也「ありがたく頂きます」
バスケットを受け取って、修也はさっさと食堂へと引っ込んだ。
A「あ、待って！あたしもみんなに会いたい！」
修也の後に続いて食堂へと急ぐ。
ついでに一瞬振り返って鬼道に向かって舌を出した。
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ななっち(プロフ) - かなさん» わーーとても嬉しいです！！長い間ありがとうございます！！もっと面白く書けるように頑張ります！＾＾ (2017年8月20日 15時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - ななっちさんの作品、昔から読んでいています！また復活してくれてとても嬉しいです！私も作品書いているのですが、ななっちさんみたくなれるようにがんばりたいです！応援してます！ (2017年8月20日 10時) (レス) id: e5a68393f3 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» いえいえーまた読みに行くね♪ (2017年8月20日 0時) (レス) id: b79a46e22d (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ☆(プロフ) - ありがとう!!ちょっと自信が持てた笑 ななちゃんがそう言ってくれて嬉しい!頑張るね(*´ω`*)ほんとありがとう！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 363c42bf1d (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - みるくてぃ☆さん» 改善した方がいいとかは思わなかったよ〜色んな作者さんそれぞれの個性がある方がすきだし！なんか全体的にギャグっぽい所がすごく面白くて好き！あたしはギャグ得意じゃないから逆にすごいって思ったよ〜！ (2017年8月20日 0時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年8月11日 15時
