４０話# 夜練の訳 ページ42
#宿・女子部屋#
その日、宿に戻ってみんなと夕食をとったあたしは、部屋で夏未と２人きりになっていた。
夏未「それで、どうだったの？」
A「...」
夏未「...会えたのね。豪炎寺くんに」
A「ああ...声だけ、だけど」
夏未「彼、元気そうだった？」
A「いや、あんまり」
協力したかったのに跳ね返された気分は重い。
他人を巻き込まないようにしたい彼の気持ちも分からなくはないが...
夏未「そう...監督の言ったとおり、ただ豪炎寺くんをチームに戻すだけじゃだめなのね」
A「だったらなおさら、問題を早く解決しないと」
夏未「そうね。でもどうやって？宇宙人はもう沖縄にいるのよ」
A「鬼瓦さんと連絡を取ろうか」
夏未「それしかないわね」
A「豪炎寺修也のことはあたしに任せて。また困ったことがあったら夏未に相談する」
夏未「ええ。分かったわ」
互いにうなずき合い、あたしは部屋を後にした。
喉が渇いた。
・
#宿の外・空き地#
そのまま自動販売機に何か買いに行こうと思ったとき。
空き地で数人の男子達がサッカーをしていた。
円堂「あ！A！」
鬼道「またお前か」
A「お前とは何さ。失礼な」
一之瀬「なにー？何か飲み物買うの？」
A「そう！」
一之瀬「だったらこれ。いるかなって思って買ったんだけどそんなに喉渇かないから、あげる！」
一之瀬がスポーツドリンクを放ってくる。
A「ありがとう。てか、また夜練してるんだ」
一之瀬「宇宙人に勝つためってのもあるけど、俺達だって純粋にパワーアップしたいからさ」
円堂「ああ！強くなって、豪炎寺を最高の形で迎えてやるんだ！」
鬼道「豪炎寺が帰ってきた時こそ、地上最強のチームになる時」
一之瀬「いつか円堂が言ってた言葉だね！」
円堂「いやぁ、照れるなぁ、あはは」
================================
豪炎寺『同じさ。雷門が俺のことを諦めて沖縄を出て行くまで、隠れ続ける』
================================
こいつらには分からない。
豪炎寺修也がチームに戻る気がないってことが。
会えたその時が、豪炎寺が復帰する時だと思っている。
鬼道「で、大海原中に行かないで一日中手がかりを探してて、何か情報は見つかったのか？」
A「いや、ないね」
鬼道「そうか」
一之瀬「やっぱりそう簡単に見つからないんだね」
鬼道「監督もまだ何もないって言ってたしな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななっち(プロフ) - きいさん» ありがとうございます〜！頑張ります＾＾ (2017年8月26日 10時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
きい - おかえりなさい！！待ってました。これからも応援します！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: f5540be340 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - メガネとシャンプーさん» わーー嬉しいです！！ありがとうございます！！グレープフルーティーは自分の中でも一番好きな作品だったのでほんと嬉しいです♪更新頑張りますね〜〜！ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - 沙羅さん» 遅くなってすみません！ありがとうございます！！＾＾ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
メガネとシャンプー(プロフ) - すみません興奮しすぎて文字数超えてしまうんですが、これからも更新頑張ってください！応援してます！戻ってきてくださってマジで感謝！です！！！！長文失礼致しました(*^^*) (2017年7月1日 20時) (レス) id: 7e6bd8e4bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年3月22日 20時
