３６話# 役目 ページ38
#公園#
その後鬼瓦さんに連絡、待ち合わせに指定された公園のベンチに座っていると、強面のおじさんがやってきた。
立ち上がって挨拶をする。
A「如月Aです」
鬼瓦「俺が鬼瓦だ。豪炎寺くんの親父さんから話は聞いている」
A「あの、何がどうなってるんですか？」
ため息をついて、鬼瓦さんはしゃべりだす。
鬼瓦「...エイリア学園のことは知っているな？」
A「はい」
鬼瓦「あいつらが夕香ちゃんを人質扱いして、豪炎寺くんに味方になるよう脅迫をしてるのさ」
A「えっ！？」
鬼瓦「夕香ちゃんはまだ病院を離れられない。だがエージェント達が稲妻町全体を範囲に厳重に監視している。夕香ちゃんが逃げられないようにな」
A「そんなっ」
鬼瓦「そして豪炎寺くんは、エージェント達となるべく接触されないように沖縄で保護されている。だが...」
A「何ですか？」
鬼瓦「この沖縄では、警察は思うように動けないんだ。下手に動くと、エージェント達に豪炎寺くんの居場所が確定されてしまう」
A「なるほど」
鬼瓦「私はこれから東京に戻って、再度夕香ちゃんの救出を図る。その間にキミにこの沖縄にいてほしいんだ。時々豪炎寺くんの安全を気にしながら、雷門中のサポートを頼みたい」
A「そんな重役、あたしでいいんですか？」
鬼瓦「豪炎寺先生が言っていたぞ。如月は馬鹿な野望を持っていて、そのためならたぶん全力を尽くしてくれるだろうって」
A「豪炎寺先生があたしのことをそんなに評価してくださってるんですか(ぱああ)」
鬼瓦「こら、だらしない顔をするな。今すぐ仕事に取りかかってもらうぞ」
A「はーい」
鬼瓦「豪炎寺くんをこっそり探すんだ。見つけたら顔を覚えておけ。ちなみに彼は土方っていう俺の同期の孫の家で匿ってもらっている」
A「わかりました」
鬼瓦「だが...豪炎寺くんと会っているところを誰にも見られるなよ」
A「え」
鬼瓦「雷門に所属しているお前だ。敵からは注目されている。そのお前が豪炎寺くんと接触しているのを見られたら、彼の居場所がばれてしまうからな」
A「分かりました」
鬼瓦「じゃあ、頼んだぞ」
A「はい」
なるほど。大人がうかつに沖縄にいたら、目立って敵に目をつけられちゃう。
だから子供であるあたしが役に立つんだね。
鬼瓦さんと別れて、あたしは歩き出した。
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ななっち(プロフ) - きいさん» ありがとうございます〜！頑張ります＾＾ (2017年8月26日 10時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
きい - おかえりなさい！！待ってました。これからも応援します！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: f5540be340 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - メガネとシャンプーさん» わーー嬉しいです！！ありがとうございます！！グレープフルーティーは自分の中でも一番好きな作品だったのでほんと嬉しいです♪更新頑張りますね〜〜！ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - 沙羅さん» 遅くなってすみません！ありがとうございます！！＾＾ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
メガネとシャンプー(プロフ) - すみません興奮しすぎて文字数超えてしまうんですが、これからも更新頑張ってください！応援してます！戻ってきてくださってマジで感謝！です！！！！長文失礼致しました(*^^*) (2017年7月1日 20時) (レス) id: 7e6bd8e4bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年3月22日 20時
