２３話# チームの問題だ ページ25
秋「Aさん、ちょっと!」
A「はいー亅
秋「私救急車呼んでくる。それまで吹雪くんをお願い!」
A「わかった」
気を失った吹雪の胸音を直接聞きながら他のみんなに指図する。
A「頭の位置を高くしなきゃ。タオル2枚ぐらいお願い」
春奈「はい」
A「それから水を」
立向居「俺取ってきます」
吹雪の容態を気にしながら、風丸をちらりと見やる。
うつむいていて、表情は見えなかった。
・
#病院#
その後、吹雪が運ばれた病院の病室で、みんな暗い顔をしている。
監督が言うには、吹雪は二重人格で色々あるそうだ。
亡くなった弟の人格。
A「でもほんとにそんなことできるの？２つの人格を使い分けるなんて」
瞳子「難しいでしょうね。だから吹雪くんはエイリア学園との過酷な戦いでその微妙な心のバランスが崩れてしまったのかもしれない」
秋「崩れてしまった...」
瞳子「ええ」
秋「ええって...そんな。だったら、どうして吹雪くんをチームに入れたんですか！」
瞳子「！」
秋「だって監督は知ってたんですよね、吹雪くんの過去に何があったのかを。だったら今日みたいなことが起こるかもしれないってこと、分かってたはずじゃないですか！」
瞳子「はっ！？」
秋「だったらどうして吹雪くんを！エイリア学園に勝つためですか。エイリア学園に勝つためなら、吹雪くんがどうなってもいいんですかっ！！」
一之瀬「秋、言いすぎだ」
瞳子「...それが私の使命です！」
秋「っ」
円堂「なんで気付けなかったんだ。あの時、俺が気付いてればこんなことにはならなかったんだ」
鬼道「やめろ。お前のせいじゃない」
円堂「でも、俺が気付いていれば！」
鬼道「これはお前や監督のせいでもない。俺達チームの問題だ」
一之瀬「チームの？」
鬼道「確かに俺達はエターナルブリザードに頼りすぎていた。吹雪にさえつなげば点を入れてくれると。吹雪にとってその想いがかなりの重圧になっていたに違いない」
円堂「吹雪...」
鬼道「戦い方を考え直すべきかもしれない。吹雪のために、そして俺達がさらに強くなってエイリア学園に勝つために」
塔子「エイリア学園を、倒すために...」
円堂「そうだな。吹雪のために。そしてエイリア学園に勝つために！」
とんでもない問題を抱えたチームに入ってしまった。
一瞬、そう思ったけど、このチームは、もしかしたら最高のチームかもしれない。
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ななっち(プロフ) - きいさん» ありがとうございます〜！頑張ります＾＾ (2017年8月26日 10時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
きい - おかえりなさい！！待ってました。これからも応援します！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: f5540be340 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - メガネとシャンプーさん» わーー嬉しいです！！ありがとうございます！！グレープフルーティーは自分の中でも一番好きな作品だったのでほんと嬉しいです♪更新頑張りますね〜〜！ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - 沙羅さん» 遅くなってすみません！ありがとうございます！！＾＾ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
メガネとシャンプー(プロフ) - すみません興奮しすぎて文字数超えてしまうんですが、これからも更新頑張ってください！応援してます！戻ってきてくださってマジで感謝！です！！！！長文失礼致しました(*^^*) (2017年7月1日 20時) (レス) id: 7e6bd8e4bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年3月22日 20時
