９話# 危険な目 ページ11
そして懐かしい先生の診察室まで来ると、看護婦さんにぶつかった。
看護婦「あら？Aちゃん？」
A「あ！お久しぶりです！」
看護婦「病院で走っちゃダメよ。足は治ったの？」
A「はい！もうすっかり。豪炎寺先生は中にいますか？」
看護婦「いるけど、最近豪炎寺先生機嫌悪いのよ」
A「？」
看護婦さんが立ち去った後、あたしは恐る恐る扉を開けてみる。
すると豪炎寺先生が頭を抱えて机に向かっていた。
A「...豪炎寺...先生？」
勝也「...」
その手はかすかに震えている。
どうしたんだろう。
A「先生？」
もう一度呼ぶと、先生はゆっくりとあたしを振り向いてため息を吐いた。
勝也「はぁ......お前か...」
A「どうしたんですか...？」
勝也「...お前には関係ない」
A「っ」
また、その一言であたしを子ども扱いする...
A「...教えてよ！何でいつもそうやって関係ない関係ないって言うの？あたしは本気で心配してるのに！」
勝也「だったらお前に少しでも力になれることがあるって言うのか！？」
A「なんでそんなに意地っ張りなの！！少しはあたしのこと頼ってよ！」
勝也「！」
豪炎寺先生のバカ。
すると先生は、またため息をして少し優しい目になった。
勝也「まったくお前は...私と立場が対等のように怒鳴ってくる子供はお前だけだ」
A「あたしだけでけっこうよ。だって、未来のお嫁さんなんだから」
勝也「変わらないな、お前は」
プルルルルル
と、その時、電話が鳴り響く。
すると先生は形相を変えて電話に飛びついた。
勝也「はいっ、豪炎寺です...ああ、鬼瓦さん...ええ、では夕香は...そうですか...分かりました...はい、はい、では」
A「...」
夕香...って言ったよね？今。
電話を切った先生に再び質問する。
A「夕香ちゃんに、もしかして何かあったの？」
勝也「...夕香は今、あいつらに利用されている」
A「どういうこと？」
勝也「分からないのか。サッカーだよ」
A「！」
勝也「サッカーがまた、夕香を危険な目に......こんなことなら修也にさっさとサッカーを辞めさせるべきだった...くそ」
先生は白衣を脱いで立ち上がる。
勝也「私はこれから警察の方に会う。お前はもう帰れ」
A「っ」
警察って...どうしてそんなことになってるの？
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ななっち(プロフ) - きいさん» ありがとうございます〜！頑張ります＾＾ (2017年8月26日 10時) (
レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
きい - おかえりなさい！！待ってました。これからも応援します！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: f5540be340 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - メガネとシャンプーさん» わーー嬉しいです！！ありがとうございます！！グレープフルーティーは自分の中でも一番好きな作品だったのでほんと嬉しいです♪更新頑張りますね〜〜！ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - 沙羅さん» 遅くなってすみません！ありがとうございます！！＾＾ (2017年7月1日 21時) (レス) id: 5b85f290d9 (このIDを非表示/違反報告)
メガネとシャンプー(プロフ) - すみません興奮しすぎて文字数超えてしまうんですが、これからも更新頑張ってください！応援してます！戻ってきてくださってマジで感謝！です！！！！長文失礼致しました(*^^*) (2017年7月1日 20時) (レス) id: 7e6bd8e4bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2017年3月22日 20時
